2015-08-11(火) [長年日記]
■ やっとWindows10が降ってきたのでアップデートした
先々週だっけ? Windows10がインストールできるようになって、なんだかみんなわれ先にとインストールメディアをダウンロードして入れているのを横目でみつつ、どうせ自動で降ってくるんだからそれまで待つよと静観していたが(基本的にOSのアップデートは大嫌い)、夏休み明けて出社したらすぐに通知が来たのでポチっとした。
昼休みの数十分前に始めてからみんな時間がかかったと文句を言っていたのを思い出して、昼休みにPC使えないの困るなーと思っていたらけっこうサクサクと進んで昼休み直前にインストールが終わった。けっこうあっさり。これならあんまり抵抗ないな。
ログインして最初に「えー」と思ったのが、Ctrl+Spaceで起動するようにしてあるLaunchyが使えなくなっていたのだけど、これはCapsキーが元に戻っていたからで、いつものようにremapkeyユーティリティでCtrlに変更。そういえばデバイス設定もデフォルトに戻っていたので、マウスでスリープが解除される設定もOFFに。これはもう、Windowsのアップデートにともなう儀式みたいなもんだ。
次に「おいおい」と思ったのは、アクティブなウィンドウの判別がWindows8よりさらに困難になっていた点。タイトルバーはすべて白、アクティブになるとほんのり文字が黒味を増して、ウィンドウの周辺に1ピクセル幅程度の色がつく。XPから代を重ねるごとにどんどん見分けがつきにくくなってるじゃねーか。Windowsのデザイナ、実は日常的にWindows使ってないんじゃないの……。しかもコンパネから色を変更することもできなくなってて、これはなかなか悪質な改変だなぁ。どうしたもんか。
で、最後に「うぇー」となったのが、マルチディスプレイ環境でのトラブル。別のネットワーク上にあるPCとディスプレイ切替器を介してメインのディスプレイを共有してるのだけど、これを使うと別のディスプレイにすべてのウィンドウが一斉に移動するという……。たぶんこれ、仮想デスクトップ機能を入れたせいだよなぁ。とりあえず切り替える前にWindows10をスリープにするというすごい回避策をとってるんだけど(笑)、これ直るのかな。直らんかもな……。
そういえばさっそくEdgeブラウザを使ってこの日記をみてみたら、フォントがまさかのMS Pゴシックになっていて、しかもブラウザからフォントを変えられないという。ひどい。というか全体的にカスタマイズの余地が減ってて、いまどきの趨勢なんだろうけどWindowsらしくなくてちょっとさびしいなぁ。CSSで全体のfont-familyをsans-serifにしたらきれいになったけど、まさかfont-familyが無指定のときにはMS Pゴシックを使うのだろうか。要調査(←と書くときは調査しない法則)。
全体的にはシックでかっこよくなったし、いろいろ使い勝手もよくなったと思うが、上記の問題だけはどうにかしたいところ。
■ アキヨドで「さよなら本陣」焼肉
数日前にアキバのヨドバシにあるレストラン街で大量閉店が予定されているという情報が流れてきて*1、本陣や海峡をわりとよく利用していた我々は、急遽食べ納めに行こうということになった。……といってもおれは本陣も海峡も1、2回しか行ったことないんだけど(笑)。ちなみに営業は今週いっぱいだけど、週末はコミケと重なるので行くなら今日か明日しかないだろうという判断。最後だと思っていつもよりよけいに食べてしまった気がするよ、週も序盤だというのに。
ちなみに跡地に入るのはフードコート的なものらしく、そんなもんでアキヨドの客が満たされるのかねぇなんて話をしていたら、中国人観光客がターゲットではという推測が出た。なるほど、それならわかる(が、いつまでもあると思うな観光客)。
それにしても、今後アキバで肉食いたくなったらどこに行けばいいんですかね。いやもちろん万世とかいろいろあるとはいえ。
*1 一次情報があまりなかったのだけどその後だんだんと情報が増えてきたのでたぶん本当。
2015-08-09(日) [長年日記]
■ B010DY7LOK
最近ぜんぜん本を読めなくなってしまって、まぁいろいろ原因はあるのだけど、短編だったらさっくり読めるからリハビリにいいかなと思ってKindleで買ってみた。これはいわゆる「Kindle Single」ではないのかな。短編とはいえ一作100円未満というのはリーズナブルすぎてなんか申し訳ない。
創元SF短編賞に応募してきた(ラノベで実績のある)プロの作家の作品という背景を知らずとも、ちゃんとこなれた短編SFで、普通に面白かった。佳作。
短編だから中身についてはあんまり書けないけど、表紙にあるアーマーを着た人たちはあまり目立った活躍はしないのが拍子抜けではあるが、かといって完全な脇役でもない重要な役柄である。タイトルにある「歩法」はダンスのことだとわかるけど、あんまりこれについての描写がなかったのが残念かなー。神々の異質さをこれで表現すればよかったのに。
あと本題とは関係ないけど、Kindleには読者がハイライトしたところを共有する機能があるのだけど、本文中の「日本の商業アニメは生産体制の崩壊でほぼ全滅したが、今ではハリウッドと台湾から大量に供給されていた」という部分を大勢がハイライトしていて笑ってしまった。まったくおまえらときたら。
B010DY7LOK
2015-08-08(土) [長年日記]
■ 映画「Inside Out」を観てきた
マッドマックス観ようと思ったらもう近所で上映してる館がなくて、代わりにこちらを観てきた(代わりとは……)。最近、なにげにディズニー・アニメをよく観てる気がしてきた。なお、例によって原題の意味を完全に損ねる邦題については触れる気も起きない。
作品自体はとてもよく出来ていた。ピクサーの3DCGはもうほぼ完成の域に達していて、肌の質感、髪のさらさら具合など、よくぞまぁここまでというクオリティ。頭の中の感情たちも、それぞれに適したテクスチャが選ばれていて、雰囲気たっぷりだ。ストーリーも子供には少し難しいんじゃないかというレベルで、タイトルの「Inside Out」という意味を何重にも考えさせられる。もしかして自意識はあるのかどうかなんて脳科学的な話題にもつながってたりして?(ないか) 吹き替えしか選択肢がなかったけど、声優陣も悪くない。とくに大竹しのぶはさすが。
ただ映画館で観るのはまったくおすすめできないので、レンタルなど観たくないところを自由にスキップできるメディアが出るのを待った方がいい。
というのも(すでに方々で怒りとともに触れられているが)、冒頭にフルコーラスのドリカムの歌に載せて延々と意味不明映像を見せられるからだ。いや、いちおう歌詞は映画の主人公ライリーについてのものだし、映像に使われている写真は喜怒哀楽の表情をした人々なので、いちおう映画のテーマに沿っているのだろう。だが擁護できるのはここまで。素人写真を適当に並べただけのスライドショー、それもほとんど日本人しか出てこないからバリエーションに乏しくてのっぺりした印象しかない。ときおり映画のキャラが登場するがとくに意味のある動きをするでもない。とにかく、駆け出しのユーチューバーだってもっとマシな映像を作るだろ、というレベルのひどい動画で、これを金払って映画館に足を運んできた客に強制的に見せるとか、犯罪だよ。
おまけに(ピクサー作品のお約束として)本編の前には無関係なショートムービーが挟まるので*1、本編とのつながりすら途切れてしまうわけで、もう意味不明を通り越してる。まだ本編を観てないから席を立つわけにもいかず、この数分間はまさに拷問だった。
たぶんドリカムは悪くない、オーダーどおりに楽曲提供しただけだと思う*2。しかし、この企画を立案したヤツと承認したヤツは、二度と映画産業にタッチしないでいただきたい。あと邦題つけたヤツもな!
◆ smbd [たん清へGo!]
◆ ただただし [ああ、もちろんたん清も候補だね。]