ただのにっき
2013-05-02(木) [長年日記]
■ 河口湖へ
連休後半の初日、今日はかみさんの希望で河口湖美術館の「Wonderful My Art」へ。……とその前に、河口湖到着が昼ごろになってしまったので吉田うどんで腹ごしらえ。500円で腹いっぱい。
美術館では高橋コレクションの中から選りすぐった作品を展示中、しかも(物理的な意味で)大物ぞろいということで、なかなか楽しめた。目玉の名知聡子「幸福と絶望」なんて幅11mである。これが個人コレクションだなんてすげぇなぁ。以前観に行った鴻池朋子の作品もいくつかあってどれもよかったんだけど、おみやげにポストカードでも買おうと思ったらなかったので、もうひとつ気に入った大畑伸太郎の「線香花火」のカードを買ってきた。カワイイ。
もっとも、すべてが楽しめたかというとそうでもなくて、小さめの作品、特に山口晃作品なんて、目の前にあってもルーペが必要なほど微細な絵なのに、ゆうに50cmは離れたガラスの向こうに飾られていて、なにがなんだかさっぱりだった。学芸員の中には年配の人もいるだろうに、こういうアクセシビリティに気配りがないのは残念だ。って、Webサイトのアクセシビリティもだいたい残念な感じなので、もともとそういう方面に配慮する習慣がないのかもなぁ。
さて、河口湖といえば今年に入ってから異常な水位低下が伝えられて話題になっているので、せっかくなので立ち寄ることに。いつもは水面から顔を出している六角堂が岸辺から地続きになってる。
水が引き始めたのはだいぶ前ということもあって、件の場所はすっかり乾いていて「潮だまりに取り残された魚が!」みたいな風景はないのだった。というか先月地元の人たちで大掛かりな清掃活動をしたそうで、ずいぶんきれいになっていた(ごくろうさまです)。近くの公園も駐車場を拡大して対応していたし、ちょっとした臨時観光地になっている。
ところで、なぜ人はこういう場所で石を積むのか。
その後、鳴沢のゆらりで温泉に入ってから帰宅。海老名から圏央道を使うと、厚木ICから横浜町田ICまでの渋滞にはまらないのですごくいいな。