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ただのにっき


2013-02-14(木) [長年日記]

Nexus7にAndroid 4.2.2がやってきた

[スクリーンショット]Android 4.2.2

今朝、移動中にNexus7を見てたら4.2.2へのシステムアップデートが来たので、そのまま躊躇なしにGO。4.2のときはちょっと困ったけど、今回は主に安定性向上がメインらしく、ざっとみた感じでは常用しているアプリで問題は起きていない。さすがにTEENYレベルのバージョンアップでは問題は出ないか。

7インチタブレットはその後も続々と登場しているけど、安定性や性能、使いやすさのトータル性能でNexus7に失望させられることはほとんどないな。いい買い物をした。

くしくもドコモ関係者が「Androidの品質が悪くてiPhoneへの流出が止まらない」と漏らしたという記事が出て日本中から盛大に突っ込まれていたけど、記事を読むまでもなくどこで品質が落ちているのかはみんな知ってるので、ほんとAndroidの評判を落とすのはそろそろやめてもらいたいものである。

Tags: android

2013-02-09(土) [長年日記]

セキュリティ・キャンプフォーラム2013に行ってきた

体調不良で家を出るのが遅れ、会場入りしたのがだいぶ遅くなってしまったのでほとんど書けることがない。ので「行ってきたよ」というメモだけ。

イベントの趣旨をちゃんと理解していなかったのだけど、ターゲットはセキュキャンにやってくる少年少女たちなのだね。登壇していた人たちが話しかけている相手はほとんど若者だったので、オジサンはわりと蚊帳の外だった。しかしまぁ、あれだけ大勢の若者がセキュリティに興味を持っているというのはいいことだ。将来は(わりと)明るい。

Tags: security

2013-02-08(金) [長年日記]

9784488727017

字が小さめの本から片付けていこうと思って掘り出したのが、鏡明の「数少ない完結した」この作品。書かれたのは30年くらい前だが、2007年に創元が復刻したのを買ったまま眠らせてあったのだった。

世界にたったひとつのタイムマシンを個人が所有して遠慮会釈なしに過去を変え、世界がどんどん変容していく世界。ちょうど慣性のように元の時代の記憶がわずかに残るというのがミソで、多世界解釈だが「隣」の世界と完全に分離していない感じなのが設定面での面白いところ。もちろんこれによって人々の生活や精神がどのように変異するかというあたりがSF的に面白いところで、解説にもあるけど雰囲気はディック的な様相だ(まぁディックは嫌いなわけだが)。

そんな過去という存在そのものが怪しげな世界で探偵モノをやるという不条理さが面白い……はずなんだけど、前半はそれほど設定が生きてないというか、正直ちょっとかったるいテンポ。後半、マシン所有者の正体やその価値観なんかが表面に出てくるとじわじわ面白くなってくる。タイムパラドックスが発生しないこともあってパズル的な要素はないんだけど(だからミステリとはちょっと違うと思う)、足元のフニャフニャした世界でどう自分を保っていくのかという観点で読むと面白い。

30年も前の作品ともなるとインターネットが登場しないので(登場する最新の通信機器はTV電話)、さすがに古さは否めない。ちょい古SFにとってほんとインターネットは恐ろしい存在だと思う。それでも遠隔地のコンピュータに侵入する描写があるのはさすが。そういえば、頼りない主人公の探偵に強くて美人の助手が付くというスタイルも今となってはだいぶ手垢のついた感じがしてしまうけど、時代的には先駆的な組み合わせだったのだろう。鏡明すげぇな。

9784488727017

↑は在庫ないっぽいけどKindle版はある: B007TAKIQA

Tags: book

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