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ただのにっき


2013-01-05(土) [長年日記]

映画『レ・ミゼラブル』を観たら大失敗だった

いやー、退屈だった。3時間ちかく拘束されてあれはない。ネットの評判は悪くないようだけど、個人的にはどうしようもない駄作だと思う。ミュージカルを撮るなら『サウンド・オブ・ミュージック』を100回観てから出なおしてこいと。

何が不満って、歌のパートがクローズアップばかりなのだ(セリフがほぼない完全なミュージカルなので、つまり声の入っているシーンのほとんどがアップということ)。それも顔面だけにピントの合ってるやたらと被写界深度の浅い構図ばかり。アン・ハサウェイがどんなに美人でも、ただただ泣きながら悲惨な境遇を訴える歌を延々とアップで見せられたら苦痛だわ。著名な監督だし、何か意図があっての演出かもしれないけどさ、顔の表情以外の演技を見せてよ!

あと、画面が小奇麗で臭いが伝わってこない。貧民街の住人はもっと脂ぎってて臭いだろうに、単にすすで汚れているだけにしか見えない。下水道のシーンも、浅い沼地ていどの汚さしか感じない。銃撃戦でも血の匂いがしない。おかげで、セリフ(歌詞)以外の要素からも伝わってくるはずの悲惨さがぜんぜん足らないと思う。あと、CGがのっぺりしていて、汚しが足らない気がした。

ストーリー的には「みんな自分だけの勝手な正義や善を神の名のもとにふりかざして、神さんも大変やなー」という感想なのはおれが無神論者だからだろう。登場人物の中で一番共感できたのが宿屋の夫婦だし(笑)。ジャン・バルジャンの超人っぷりにスポットをあてたエンターテインメントに仕立てたらもうちょっと面白くなったんじゃないかと思う(←ひどい)。

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本日のツッコミ(全48件) [ツッコミを入れる]
可哀想に (2013-01-06(日) 11:50)

映像については一理あるが、ストーリーの考察が余りにも浅はか過ぎる。(私も無神論者だが)

ただただし (2013-01-06(日) 17:32)

私の評価についてここに書いてあることしか手がかりがない以上、あなたの指摘にとやかく言うわけにはいきませんが、同じことがこの映画にも言えることに気づくべきでしょう。
大河小説とも呼べる長大な原作に対し、2時間半の長尺とはいえミュージカルという冗長なフォーマットに落とし込んだ以上、ストーリーや人物描写に深みなんてものが残ると信じるほうがおめでたいというものです。故にわざと浅はかな感想を書いただけのこと。恋する若いふたりをさしおいて、宿屋の夫婦がもっともしたたかで活き活きと描かれていたのは事実ですしね。
公平を期すために書いておきますが、ジャベールの描写は比較的まともだったと思います(カメラアングルも含めて)。ただし、深く描くにはいかんせん時間が少なすぎたね。

OnePass (2013-01-07(月) 02:45)

「行間を読め」という事ですね。

ただただし (2013-01-07(月) 12:07)

いや、何も書いてない「行間」のようなものを読めと強いるなんてことはしませんよ(そういうのは読むのが好きな人だけが読めば良いのです)。
同様に、ほとんどの人が1回しか見ない映画で「行間」のようなものを読み取らないと理解できないような作りになっているとしたら、もしくはあらかじめ原作を読み込んでおかないといけないような作りになっているとしたら、それは映画として失敗でしょう。

通りすがり (2013-01-07(月) 13:33)

私も途中まで小奇麗さがおかしいと思って観てましたが、これはミュージカル映画、つまり舞台なんだと考えると納得がいきました。舞台の衣装や大道具ってそういうものでしょう。

クローズアップの多用についても、普通の舞台では俳優を遠く離れたところから見ることになるので、映画ならではの方法だと思います。

この映画は、単にミュージカルを映画化したものではなく、映画の中に舞台を持ち込んだものなのだと私は解釈しています。
だから普通のリアリズムの映画だと思って観ている人には違和感があるのではないでしょうか。

nobu (2013-01-07(月) 14:03)

私は原作も帝劇のミュージカルも、それこそみなもと太郎の漫画まで読んだ(年がバレるw)口ですが、帝劇でも思ったのは原作を知らない人は最初から除外してますよね。
更に、詳しく検証していないけど、ミュージカルで端折られた細かいエピソードも同じなら、各々の登場人物にかける時間配分も似たようなものではないでしょうか。
全体的に非常にチャカチャカと忙しくて、人間関係が頭に入ってないとストーリーが理解できない。

なので、最初はジャン・バルジャンはこうして、ここで神父がでてきて、ファンティーヌはここで死んで、ラストがこうで、というフォーマットがきっちり決まっていて、(言葉は悪いですが)観る方の泣くポイントも出来上がっている。そういう映画なんじゃないかと思いました。

なので、行間を読むとか必要ないでしょう。なぜなら観客は行間をわかっている(それどころか暗記している?)ことを前提にしているから。

テナルディエ夫妻がことさらにエキセントリックなのは、緊張感のある映像の中でのガス抜き役なのだと思います。

結論をいうと、この映画のヒロインはファンティーヌでもコゼットでもなく、エボニーヌなのです(え

ただただし (2013-01-08(火) 21:37)

なるほど、面白い。レ・ミゼラブル愛好家(?)からみれば評価できる映画なんですね。単に「浅はか」とか切って捨てる人と違って、議論が深まりますね。

ただ、舞台と映画では一般的にターゲットが明らかに違う以上(後者の客はたとえ古典的名作であっても前提知識がないことを前提にすべき規模なので)、舞台と同じことをしてはいけないと思います。ハリーポッター全話やエヴァンゲリオンを2時間にまとめられないのには理由があるわけで。それに、舞台でできることなら舞台でやればいいんですよ。

(エポニーヌはもうちょっと美人だったら感情移入しやすかったんですけどね……でもそれだと男装が映えないか)

エスメラルダ (2013-01-10(木) 14:29)

私は退屈よりうんざりでした。短い時間に詰め込んだ情熱の押し売り。

いえ、一生懸命作ったことに文句はいいません。見る目が欲しい。
ネット上は「泣いた」「感動した」の洪水で。アンチさんに初めてお会いできてほっとしました。

いくらミュージカルをもとにしているからって、原作の精神を抜かれてはたまらない。ユゴーが泣く。
ご指摘のアップと独白。疲れますねえ。あれは音楽じゃなくて、ただ節をつけたせりふじゃないの。
あんな押し付けで泣く人って???

ろくなダンスもない。美しいアンサンブルもない。CGで脅しつけるみたいな大げさな画面。
ジャベールは静かに悔い改めて死ぬんですよ。ジャンは無実だと書き残して。

古典の香りが消えて、暑苦しい情熱ばかりが「どうだ!」と言っている映画を世界中の人がほめているんですね。「Wサイド」「Sオブミュージック」ほんと、勉強しなおしてほしい。観客にね。
作るのは勝手です。

エポニーヌは歌が様になっている数少ない出演者だと思いました。

タンク (2013-01-11(金) 22:57)

自分も面白いとは全く思えなかった人間です
。世間の評価もそんなに良くないだろうと思っていたら、ネット上では絶賛されている。で同じような感想の人がいないかな~と探していて、ここに来てしまいました(笑)

面白くなった理由

まず、中身が全くない。ホントに全くない。理不尽なほど自分勝手に話が進んでいく。ジャン・バルジャンがコゼットを娘にした瞬間からかなり溺愛していたが、それすら納得出来る理由はない。ホントにこんな単純にできてる話なのかと不思議に思い、原作を読んだことがある人に聞いたら、実際はこんな薄っぺらな話ではないと言っていて納得。
ではこの映画は何を見せようとしているのか。中身がないかわりにミュージカルなんだから圧倒的な歌唱力で見せてくれるのか?と言えばそうではない。だって役者が歌っているんだもん。全員とはいわないけど、少なくともラッセル・クロウは完全にミスキャスト。ミュージカルの大役で使っていい歌唱力ではなかった。もちろん役者としてのラッセル・クロウは大好きだが。(誰が悪いって、もちろん監督)
では映画でしか表現出来ないような、リアルな世界観を見せてくれるのかといえば、そうでもない。街のセット然り、登場人物のメイク然り、とてもちゃちい。どうみても作り物
。ではなにが見せたいのか、役者に歌わせて、歌っている役者の顔のアップを見せたいだけなんじゃないかとさえ思える。確かに芝居事態は役者が演じているので、そこにリアルさはある。しかしこれは逆にこの作品をより不自然なものにしている。リアルな芝居と、ミュージカルとは完全に水と油、相容れないものだと僕は思っている。
ミュージカルをやるうえで大事なのは、歌を歌っても違和感のない世界観と、キャラクター作りだと思う。(リアルさを欠いたとしても) ラッセル・クロウがミスキャストと言った要因の一つもこれである。ラッセル・クロウは役者なので、リアルに演じているが、それが裏目に出ている。何故なら彼の役作りは、人生で全く歌なんてものを自分から歌ったことなんかないんじゃないかと思えるような、堅物の男にしかみえないからだ。これは致命的。ラッセル・クロウを例にあげたが、彼だけではない。台本が歌になってるから歌っているんじゃないかと思わせる違和感が、この作品全体に流れていたように思う。やっぱり歌うんなら、歌い出しそうなキャラクターじゃなきゃ(笑)
他の名作のミュージカル映画や、ディズニー映画を見ればわかる。あと上の方も書かれていたけど、アップばかりのカメラワークは確かに気になった。しかも短いカットばかりで繋いでいるからコロコロ絵が変わって落ち着いて見れず、疲れる。これは引いて撮れるほどの広い世界観のあるセットではなかったからではないかと思う。なので、CGも多様していたんじゃないかな。
結局は映画にした意味、メリットが全く感じられない作品だった。映画なのか舞台なのかどっちつかずで、舞台のレミゼを見た方が全然感動できる。高評価をつけている方々は、もともとレミゼが大好き、大好物の方達(事実、内容はそんなにだったけど、歌を聞いただけで涙がでて、高評価をつけているという方もいた)なんではと思ってしまうくらい。
あとこれは完全に好みの問題かもしれないが、歌はここ一番で歌ってこそ感動できると思う。四六時中歌ってたら、見せ場の歌の有り難みもなにもあったもんじゃない。
最後に、映画のラストが感動したという方が結構いるが、僕はラストが一番白けてしまった。だって(ここからはネタバレ注意)ジャン・バルジャンが天に召された理由が全くわからなかったからだ。え?病気?いやいやそんな説明はなかった。老衰?いやいや見た目はコゼットの前から姿を消してた時と全く同じ!じゃあ何故?
不明のままだった…原作を読めば分かるんだろうが、初見の人間にはわからない、そんな作られ方、不親切な映画…という事で全くうけつけない作品でした。

エスメラルダ (2013-01-14(月) 21:40)

まず、ジャンがなぜ死んだのか。説明不足ですね。原作では時間がたっているんですよ。あの映画のジャンはコゼット母娘だけに尽くして死ぬ「偏執狂」みたいだけど、原作はもっと人間的スケールが大きい。あの二人をすくうことに全人生をかけて満足するんじゃなくて、死ぬまでマドレーヌ司教の心に答えよとするんです。

タンクさんのおっしゃる通り。
原作をあきるほど読んでいるファンとしては、「ミュージカル映画」とした意図が不明。
歌はオペラにかなわない。オペラは、歌手がデブでも下手な演技でも、歌そのものが演技を越えた表現をできるから。作曲者がもう仕上げてあるんです。

じゃなぜミュージカルなんているの?ストレートプレイで十分でしょ。

いえいえ、ミュージカルにも存在価値がある。体と歌の両方で表現する。

演技力はミュージカル的表現が必要だ。同じ歩いていくにしても、ふつうでなく歩く。ダンスをできる人の歩き方。「歩く」という一種の様式が必要。だからバレりーナだったオードリーや、ミュージカル女優だったジュリー・アンドリュースが成功した。歌舞伎の役者はただ座っていても、ちがうでしょ。踊りができるから。小さいころからきたえているから。

だからストレートプレイふうに涙一杯で、アップで歌われると美しさが微塵も感じられない。
歌を歌手に代わってもらう映画もあるくらいなのに、「生で歌ってます」だけが売りであのレベルって一体・・・クロウはいい俳優なのに、男を下げた。(下げさせられた)

したがって、このオペラともミュージカルともストレートプレイともつかない、でもきれいなCDアニメでもない不思議な作品は単なる独りよがりな駄作だと思います。

かぬひもと (2013-02-21(木) 09:48)

非常につまらない映画だった。なんといってもストーリーがめちゃくちゃ。レミゼラブルって、結局「女性はカネ持ちの男性と結婚しないと幸せになれない」というカネ持ちバンザイ映画であり、それ以上でもそれ以下でもない。そして若さゆえに革命ごっこにうつつをぬかすも、友達が全員が死んで奇跡的に助かったマリウスが、まるで初めから全部無かったかかのように全てを捨て去ってカネ持ち街道にまっしぐらで、大邸宅に住んでゴージャスな結婚式で幸せに暮らしましたという展開も許せない。これじゃあ、死んでいった友人が浮かばれない。これは結局大金持ちが大金持ちの為に書いた庶民をヴァカにする映画でしょう。なんでこんなバカな作品見て「感動」しているのか、その気持ちを全く理解できない。如何に「流行」「空気」が恐ろしいかよく分かった。悪いことはいいません。レミゼラブルなんて絶対に見るべきではありません。

かぬひもと (2013-02-21(木) 11:58)

いっそのこと、最後のシーンでジャンとフォンテーヌが祭壇に向かっていくと、そこに神父さんがいるわけですが、その神父さんが良く見るとラッセルクロウで「だからいっただろう。俺はどこまでもお前を追いかけていくって」といい。顔色が変わったジャンがその場から逃げだすドタバタで終わるとか。更にはジャンが顔をひんむくとルパン三世になり、ラッセルクロウが顔をひんむくと銭型警部になるというのもいいですねえ。

抹茶 (2013-02-25(月) 17:21)

CMで絶賛してたから興味本意で行ってきました。
ミュージカルでレ・ミゼラブルが公演してるのは知ってましたが、映画までミュージカル仕上げだとは知らず・・・
泣けそうなシーンでも台詞をミュージカル風に言ってるから何だか耳が疲れてジーンときませんでした。
外国人の旦那も連れて行ったのですが、主人は退屈すぎて中盤眠りに入りましたww
ミュージカルは映画にしちゃダメですね。
個人的に!!!!!

cla (2013-03-02(土) 13:57)

知人に見たほうがいいよと言われ、最終日の昨晩見てきました。
確かに目を離せない感じではありましたが、途中で3回くらい時計を見てしまいました(^_^;)
1回目はまだ1時間ちょっとしか経ってなかった・・・
なかなか感動の渦がこないなあ・・最後のほうにどっとくるのかな。。と思っていたらそのままでした。
エンディングの民衆の歌の盛り上がりは、ああいい映像だなあ~と見ていましたが泣けませんでした。
途中でも思いましたがツッコミどころ満載でした。原作を読んだことがないもので・・
なんで数年でいきなり市長になっちゃうの!?
フォンテーヌ、娘が娘がといいながら、どんな仕事でもやってやるという覚悟全くなし、嘆いてるだけと自分には好感度なしでした。歌も自分としては観察者的になっていました。
さっきスーザンボイルの歌の映像を見たらそっちのほうが短時間でもぐっと来た。
宿屋の夫婦、場面確かに長すぎ。
オンマイオウンの歌はとても良かったと思います。
もういろいろあって書くのも面倒くさくなってきました。
同じように感じている方がたくさんいらっしゃることがわかってよかったです。
ありがとうございました。

cla (2013-03-02(土) 14:29)

何度もすみません。
よくラッセルクロウの歌は良くないという感想をお見かけしますが、私はそれほど気になりませんでした。On My Own以外は大差ないように感じましたので・・・
あ、コゼットの高音も良かったですね。

お初 (2013-03-20(水) 12:13)

周りの人も、書き込みも絶賛の嵐なので、ヒトの感動に水を指してはいけないと我慢してました。ここの書き込みでちょっと溜飲下げました。ありがとう。お金のかかった大作だってことはわかる。ただ全てがもうTOO MUCH。「うんざり!!」って思いながら、「涙が止まらなかった」という感想を身近に聞くのもちょいストレスで。長い中で一場面だけ、エポニーヌの歌は画面に集中しました。

ただただし (2013-03-21(木) 10:06)

なんかアンチの人たちの憩いの場になってるw

サンジャン (2013-07-01(月) 06:42)

確かに、泣けなかった。20年以上前
に、帝劇でみたレミゼのエポニーヌ約の島田歌穂がよかったなぁ。同じ東宝の、舞台に立っていたこともあるけど。この映画より「愛と哀しみのボレロ」方が泣けます。

いまレミゼラブをみてここに辿り着いた (2013-07-02(火) 03:24)

おっしゃるとおり。
ミュージカル映画としてなぜこれほど評価されてるのか全く理解できない。
音楽、映像、共に美術演出の面がお粗末すぎる。

もにゅ (2013-07-06(土) 20:57)

今日見ました。本当、なんか説教くさすぎてしんどいっす。。。
でも演出はすごかったです。最大限に表現するという意味で。教科書レベルだと思います。監督は、やはり古典の映画化なので、演出に力を入れたのだと思うのです。確かに、新しいし、迫力もすごかった。監督、スタッフ、キャストのみなさま、全身全霊です。泣く人の気持ちもわかります!が、、、押し付けがましすぎでしょ。。。泣くつもりでみたのに、引きました。日本人にはキツイと思います。もっと抑えていただかないと。あんまり愛とか全面に押さないで欲しい。ふつうに引く。

ブルーシート (2013-07-20(土) 01:04)

さっき見たのですが正直に申し上げると ん?なんだこの薄い映画 ってなりました。
というのも実際にミュージカルも原作も読んでいないのですが、とにもかくにも展開が速すぎて内容が皆無なんですね。
特にフランス革命当たりの描写、ふざけてるとしか思えません。
あれではたまたま革命に参加していた少年が主人公の義理の娘に恋しただけの話ではないか。もうフランス革命の場面なんていらないんじゃないか?とまで思ってしまう。
学生がやられた後市民が歌い出すところを見てあ、泣けるかもと思いきや結局見殺しにしたまま学生は無駄死に。

もっと詳しくやってくれないと泣けんよ馬鹿かこの製作者

のは (2013-10-03(木) 01:18)

なんだか
胸くそわるい映画。

ハイスクールミュージカル・ザ・ムービーを借りて
御口直し。

aaa (2013-11-12(火) 10:59)

fack you

ただただし (2013-11-12(火) 11:06)

oh, miss spell. "Fuck you".

なんだかな (2013-12-20(金) 14:35)

同じものを見て感動した立場から、なんて言っていいかわからないな。
構図に関して言っていることは自分も感じたことなんだけどね。

コゼット (2013-12-30(月) 16:20)

期待してみましたが、全然おもしろくなかった。リーアムニーソンがやった時のほうが、まだ良かったです。ミュージカルって難しいですね。やっぱり歌を聴いて涙が出るくらいに上手じゃないと成り立たないんでしょうか。エポニーヌの歌は良かった、ハサウエイの歌が上手いと言われていたけど、響かなかったです。自分の感覚がおかしいのかと思ったけど、他にもそう言う方がいて安心しました。

おから (2014-01-13(月) 00:00)

いやあ、こんなに不評もあって良かったです!
今日見て、評判が良かっただけに狐につままれた気がしていて…。
ミュージカルは基本的に好きなんですが、全然面白くなくて驚きました。
本当に、短時間に無理やりまとめたせいで限界まで薄めた感じでしたね。
なんだかノリもAmaricanでフランスが舞台なので、非常に違和感を感じました。
2時間であれば、ジャンバルジャンの心理やエピソードにもっとフォーカスさせ、他登場人物のエピソードは物語に支障が出ない最低限に抑えた方が良かったのかも。結果的に誰にも共感し辛い。特に革命周辺の犬死にっぷりと事情のわからなさは酷いの一言。残酷なだけで何のためのエピソードかさっぱりわからない。

なつ (2014-03-08(土) 22:49)

本当にホッっとしました!
私だけなのかと…
絶望的なendになんで皆、感動するんだろう?ってシェークスピアも私は理解できないので…

結局、死んでも神様が幸せにしてくれるってことですか?
死んだ先には何もないと考えている私には、あの人たちが民衆の歌を歌っているのを見て宗教の勧誘かな??…って感想なんですよね?信ずるものは救われる?的な?

とても怖かったです。

映画好き (2014-03-23(日) 23:11)

原作読んでるからか、断然98年版が良い。
ミュージカルは好きだけど、これは全然集中して見れなかった。

鳩子 (2014-08-28(木) 18:25)

ほっとしました。
友達は感動していたけど、わたしは退屈だった。
なんとも中途半端でした。

ここがアンチの集う場所? (2014-10-29(水) 04:30)

僕も仲間に入れてくださいw
酷いとは言わないけれどここまで絶賛される理由がわからなかった。感動が記号化されてるように感じたなぁ。

特にジャンバルジャンとコゼットの心情をもっと描いてくれないと感動できない。僕的には後30分伸ばしてもいいから冒頭の神父のシーンとコゼットと2人の逃亡生活をもっとフォーカスして欲しかった。それでもシェルブールの雨傘よりは面白かったけど…。

今ごろですが (2014-12-27(土) 02:19)

私はとても気に入りました。原作を知らなかったのですが、まさに「悲惨な人々」と言う感じで見応えがあった。何より歌が名曲揃い。ミュージカルっていいなと思いました。
ただ、特にこの映画作品では、多くの方が指摘されるようにまずジャベールはミスキャストだろうと思いましたね。声はいい声なんですが、どこか単調で音楽的でない。せっかくジャベールも悲惨な人々の一人なはずなのに、感情移入も出来ず、苦悩もいまいち良く分からないまま、最後にはいきなり自殺してしまう印象でした。歌う間の表情も間抜けに見えてしまいます。また、この作品では彼は急にガヴローシュに勲章をつけますが、正直前後の設定から浮いていて意味不明でした。後で調べて原作からの改変としって納得しました。「改悪」だと思いますが。
一方で、アン・ハサウェイさんの女優としての演技力には感銘を受けました。素晴らしいパフォーマンスだったと思います。コゼット役の方は歌声自体が非常に良かったし、エポニーヌの歌も感動的で説得力がありました。また、ガヴローシュのちゃきちゃきな訛りが非常にいい味をだしています。彼の両親テナルディエ夫妻も(ガヴローシュほどではないが)訛りがあるのにエポニーヌがわりときれいな話し方をするのは恋心ゆえと思えばいいのか悩むところ。
結局、ミュージカルが好きか、と言うことになりそうですが、こういう歌が好きな人には十分楽しめる作品だったと思います。

今ごろですが (2014-12-27(土) 03:06)

図々しく続けて追記を・・・。
浮いていると言えば、ガヴローシュの存在自体も浮いていたと思いました。綺麗に改変(改悪)され、お手軽なヒーローを作ってしまったな、と言う印象でした。ガヴローシュ役の男の子のパフォーマンス自体は賞賛できるものですが、その点は残念です。彼もまた、悲惨な人々のひとりであるはずなのに。映画の都合で、単なる可哀想でイノセントな子供になりました。アメリカ映画ならこの改変はむしろ仕方ないのかもしれませんが、社会情勢を歌うシーンには違和感がぬぐえません。無理に改変したところでどうせアメリカ映画好みの構成にはならず、改変ガヴローシュが全体構成から浮くだけだからです。
あと、こちらは本当に誰が悪いわけではないですが、マリユスのキメキメの髪型がいちいちイラッときますね。ついでにマリユスは革命に参加しておいて貴族仕様な結婚式をあげるなど色んな箇所でイラッとさせてきますが、おそらくマリユスは原作でもああいう人物なんでしょうね(少なくともそれで違和感はなかったです)と思っていました。
この話は、悲惨な人々のなかで幸せになるのはコゼットだけですよね。アメリカ映画にはこの点がもともとあわないので、「なにこの話?映画なのにそんな終わりかた?」となるのだと思います。製作側がなんとか読後感(視聴後感?)を良くする工夫を随所でなしていて、でも大本が変えられず存在するので、いくらごまかしても「映画なのにあるべき場所に感動がないじゃないか」と思う人が出てきてしまうのだと思います。最初から、これはいわゆる「愛と勇気の感動もの」とかじゃないんだと分かっていれば、ある意味で「心を打つ」部分のある良い作品なのでしょうけれど。

モンテ・クリスト (2015-12-14(月) 03:09)

  原作を読みましたが、あの長作をミュージカルとして感情豊かに表現し、まとめたのは本当に凄いことだと思います。

  映画なら原作なんか読む必要もないし、ただ楽しめればいいのであって、つまらなかったらそれでいいんだと思います。

  しかし、一つ一つのシーンや、その進行、台詞には本当に深い意味がある作品だったのです。過去にも映画が何作も作成された「レ・ミゼラブル」ですが、前作はジャベールが川に飛び込むシーンで終わるものでした。過去の作品はおいといて、今作ではどのような問題が提起されていたのか、自分が感じた範囲で投稿させてください。
意味がありすぎてコメント欄には書ききれませんので大まかに

  はじめの舟を引いてるシーン
ここでは台詞から、当時の刑がどれだけ重かったのかというのがお分かりになるでしょう。ジャン・バルジャンは万引きがばれて捕まりました。それで5年の刑です。ユゴーはこの当時の重い刑にも批判を加えていた。また更正にも時間がかかります。更正への環境が整わずジャン・バルジャンが神父にたどり着くシーンはありましたね。原作は神父の出来事があってもジャン・バルジャンは心遣いに感動はしながら更正には至りません。

  ファンテーヌ
情婦に陥る女性の負の流れがどういうものか。
これは現代の女性にも参考になると思う。このシーンの描写は本当に心苦しかった。このシーンがある作品が浅いとは私には思えない…。ここだけでも大きな教訓になる。現在でも10代で子供を産んだ女性には大半父親がいない。

  ジャベールとバルジャンの攻防
正義とはどういうことか。過去に犯した罪人にも更正はできるのか否か。

  コゼット、マリウスの恋愛と、エポニ―ヌの失恋

  マリウスとその友人たち
 若者の情熱とその危険性

  ……なんか手が疲れてきた……やめます笑っ

モンテ・クリスト (2015-12-14(月) 03:26)

 絶望的な最後だったという人がいますので、
弁明したいと思います。

 ジャン・バルジャンは自分の過去についてコゼットには知られたくありませんでした。自分の過去をマリウスには、教えますがコゼットには教えるなと言ってありました。バルジャンの過去を知ったマリウスは姿を消すことを勧めます。しばらくはバルジャンはコゼットを遠くから見守ります。

  マリウスは結婚式にて、ひょんな事からテナルディエからバルジャンの行動(革命前線からマリウスを救った)を知ります。今まで明かされていなかったバルジャンの善行の真実があほたれテナルディエカラによって一気に花咲くのがラストのシーンだったのです。

  テナルディエは最後まで稼ぎのためにバルジャンを売ろうとマリウスにつきまとうのです。テナルディエによって真実も居場所も明かされて、死に際にバルジャンはコゼットにも逢え、周囲の誤解も溶けたのです。

  もう成仏するしかありません(笑)

ビクトル ユゴーのファン (2016-02-12(金) 00:34)

原作が泣く。
レミゼラブルという名の映画を何本も、小説を小学生の頃から40年以上、いろいろな訳を読んできたが
ほんとにがっかりする出来です。

これをほめる人たちの感覚が全くわからない。
映画も、年間100本以上見るが映画ファンとしてもがっかり。

アンハサウェイ、ラッセルクロウのファンでもあるが、熱演は認めるが・・・・

えぽにーぬ (2016-05-06(金) 00:23)

エポニーヌ凄くよかった。
という意見は映画アンチの方の中でも結構通っていて嬉しい。
なので、映画のDVDではなく、レミゼ25周年記念コンサートのDVDを買いました^^
歌を聞きたい人にはおすすめです。

Enjolras (2016-05-24(火) 19:47)

世界的に絶賛されている映画なのに、こんなに批評があって驚き。
確かに話が急展開すぎるし、原作読んでないから内容ほぼ理解してないし、よく考えるとなにがそんなに良かったのかとおもうけど、見終わったらなんとなく感動していた。
内容ではなく、歌が良かったのかなと思う。何度も同じメロディを使うことで記憶に残りやすくなってると思う。
私にとっての映画を見る上での大事なポイントは、原作読みたい!って気になれるかどうかだから、良かったと思う。
ちなみに私のお気に入りキャラクターはEnjolras⚡️

ブラスター (2016-06-04(土) 22:32)

序盤の宿屋夫婦が胸糞だった、茶番含めて
全体的に暗い、明かりが足りない
追いかける警官は何がしたいのかさっぱり
後半は急展開ばっかり
どこに感動する所があるのだろう?
とても目が疲れる映画だ

ミュージカルファンの立場から (2016-06-30(木) 20:10)

皆さんがこちらに書かれていること、いちいちごもっともと思いながら読ませていただきました。
私はユゴーの原作は既読の状態でこの映画と元になったミュージカルを観ましたが(ミュージカル観劇が先)、両方楽しめなかった立場の人間です。

原作は非常に長いため冗長と評されることもありますが、その分登場人物一人ひとりの背景や歴史的な出来事の描写に充分すぎるほどページを割いてあります。
対して、この映画は原作のエピソードを削りすぎていますし、かつそれでも時間が足りず話を詰め込みすぎている。辛うじて何がどうなっているかは分かりますが、肝心の登場人物の感情が(心を揺さぶられるほどには)伝わってこない。こんな速すぎるテンポの中で演技をしろと言われても、役者さんも困るのではないかと同情してしまうほどです。
ファンテーヌの描写一つ取っても、この映画の描き方ではあっという間に落ちぶれて安易に娼婦という道を選んだように見えてしまう。原作のファンテーヌは娼婦になったり髪や歯を売ったりする前に内職をするなどして必死にまっとうな手段でコゼットの養育費を工面しようとしています。その後それでもお金が足りなくなってついに売春に走り、酷い生活の中で綺麗だった心までだんだん荒んでいってしまうんです。そんなファンテーヌの血を吐くような苦しみが、この映画で表現されているとは思えない。
出来るだけ原作の知識は頭の隅に追いやって観てみても、それはそれでストーリーの内容が理解できない。原作を読んだ人にはもの足りず、読んでいない人には話が分かりにくい、中途半端な作品になってしまっているんですね。
確かに音楽はとても良いと思うのですが、それだけでは感動するには至りません。ストーリーや人物描写が音楽に伴っていてこその「ミュージカル」だと思います。
これは、数年前に帝国劇場でミュージカル版を観た時の感想とほぼ同じです。やはり、音楽や役者さんの演技以前に話の展開が速すぎて感動どころではなかった。原作を先に読んでいたせいもあるのでしょうが、違和感ばかり残りました。

映画の話とは少しずれてしまいますが、元のミュージカルについて。

私は元々演劇ファンで、ミュージカルも観劇するようになったのはつい最近なのであまり偉そうなことは言えないのですが…東宝制作の作品が好きで特にここ2、3年帝国劇場で上演された作品はほとんど観劇しました。「ミス・サイゴン」「エリザベート」「ラ・マンチャの男」「ダンスオブヴァンパイア」…どれも面白かったです。でも、帝国劇場の看板演目と言っていいほど人気のはずの「レ・ミゼ」だけは観てもそこまで良い作品だとは思えなかった。
どうしてこのミュージカルが世界的にヒットしたのか、なぜ日本でも30年近く上演されて愛されているのか、最初は分かりませんでした。でも、その後「レ・ミゼ」の1994年日本語上演版CD(滝田栄さんがバルジャン役のもの)を聴いてようやく理解できたような気がしました。今上演されている「レ・ミゼ」は昔と演出が変わっているとは聞いていましたが、94年版は私が観た現在の「レ・ミゼ」とは全くの別物でした。
物語や音楽のテンポは丁度良く、間もきちんと取っている。役者さんたちの表現も豊かでのびのびとしていて、音声を聴いているだけで描写されていないはずの人物の過去や背景まで伝わってくるよう。おかげで原作のエピソードが大幅に削られているのもそれほどには気にならない(もちろん気になる人もいるでしょうが)。同じ作品のはずなのに、こうまで違うものかと驚きました。
新しい演出で話のテンポを速くして上演時間を短縮したのには、役者さんの拘束時間を減らして負担を軽くするためという理由があるようです。しかしそれにしても、何故そんなことをしてしまったんだろうともったいなく感じてしまいます。
映画がこれだけヒットしたからには私が観たミュージカル版より工夫がされているのではと思って映画のDVDを観てみたのですが、残念ながらあまり変わらず。それどころかミュージカル版にないエピソード(例えば映画に出てきたマリウスのおじいさんはミュージカル版には出てきません)をつけ加えているため一層話のテンポが速すぎると感じました。94年版と同じ古い演出のミュージカル版を観ていたら、それをそのまま忠実に映画化してくれていたら、私も「レ・ミゼ」をもっと楽しめたかもしれません。
ミュージカル「レ・ミゼ」が名作だった時代は確かにあった、でもそれは既に過去のことなんだと思いました。あくまで個人的に、ですが。

今のミュージカル版とこの映画「レ・ミゼ」が好きな方を否定するつもりはありません。ただ、この映画を観て「ミュージカル(ミュージカル映画)はつまらない」と思った方がいたとしたら悲しいですね。
ミュージカル映画なら「サウンドオブミュージック」や「オペラ座の怪人」など名作が他にも多くありますし、ミュージカルも東宝系(帝国劇場など)や劇団四季でやはり名作をたくさん上演しています。ぜひそれらの中から面白いと思う作品を見つけてほしいと思います。

Enjolrasさん
展開が速すぎる、話が理解できない=面白くない、という評価に繋がる人間もいることはご理解いただきたいです。多くの人が絶賛している作品だからと言って全ての人が同じように感じる訳ではないと思います。

以上、長々と失礼いたしました。

小説3分の2 (2016-07-14(木) 04:19)

私は映画版、とても楽しかったです。DVDでこれまでに7、8回観ました。
ミュージカルの舞台は観ておらず、小説(文庫簡略版)→映画という経緯です。

今は小説の完全版を読んでいて、全3巻のうちやっと2巻目の終わりごろまで来ました。
何度もお腹いっぱいになってしまって。完全版は濃いですね、いろんな意味で。
場面場面の消化にとても時間がかかります。

映画では、読みながらの想像力では補えない部分での理解が深まり、
私にとってはそれだけで観る価値がありました。
そしてそれこそが映画化の一番の利点であり、映画で観る醍醐味であると思います。
特にトゥーロンでの苦役の悲惨さは、冒頭の短時間の描写で一気に伝わりました。

この映画は小説ではなくミュージカルの舞台を映画化したものだとは知りながら、
原作にも細やかな注意を払っていると思えるところがいろいろあって、感心します。
ガヴローシュの扱いなどは、パリの浮浪児の役目をうまく表現していると思います。
歌の歌詞にも原作とつながっている部分に気が付いたり。
DVDを観るたびに発見があり、宝探しのようです。
完全版を読み終えたらまた観るつもりですが、きっとまた新たな発見があると思います。

小説から入った身としては、エポニーヌの肉付きの良さに違和感がありますし、
テナルディエがコミカルに描かれすぎていて悪人ぶりが伝わってこないなど、
不満な点もありますが、全体としてはよくここまで作り上げているなと感心しています。

最後に一点、闘いの場面はいわゆる「フランス革命」ではなく、
失敗に終わった1832年6月の学生暴動です。
混同していると思われるコメントがあったので、書いておきます。


ステラマリス (2016-10-14(金) 07:33)

この映画が嫌いな方の気持ちも理解出来ます。確かに顔のアップぱかりでしたし、踊りもない、原作とはかなり違う浅いストーリー等
、またすべてが歌でしたしミュージカルが苦手な方には苦痛だと思います。
ただ私は大好きです。役者の方々があんなに歌えるのは素晴らしい事です。曲も好きです。
「民衆の歌」「On my own」「夢破れて」「Bring him home」等歌としても素晴らしいです。
中でもエポニーヌ役のサマンサ・バークスはとても良かったですね。私は今から30年位前、つまりほぼ初演に近い頃に舞台でこのミュージカルを観ました。
島田 歌穂さんがエポニーヌを演じていました。その時の感動がよみがえって来ました。「サウンド・オブ・ミュージック」「ウエストサイドストーリー」も大好きです。
しかし、同一に比較出来ないと思います。まったくタイプの違うミュージカル」と考えるべきです。
私は最初から最後まで涙が止まりませんでした。目を真っ赤にはらしたまま映画館から出るのが恥ずかしい気持ちでした。結局7回観に行きました。DVDも購入して20回位観ました。 とにかく好き嫌いがはっきり分かれる映画だと思います。

りったん (2016-12-09(金) 14:28)

明らかにエリザベートとか王家に捧ぐ歌の方が面白いよね

アイリス (2016-12-10(土) 21:23)

98年判の方が断然良かった

ずん (2017-01-19(木) 22:10)

映画版のグランテールが原作と違ってかっこよすぎて男なのに大好きになりました。
あまりスポットライトは当たることはありませんでしたが、俳優さんも俳優さんで、かなり原作を読み込んだのかな、と思えるほど細かい演技をしていたと思います!
エポニーヌもすごく好きです。歌も、映画版に対して良い反応ではない方達も評価は高くしているみたいで嬉しい。それ以外は何でもいいかも知れないです(笑)

(2017-06-18(日) 15:19)

原作が好きで、東宝ミュージカルのリピーターで、すごく楽しみに映画館に行って、んんんー?と釈然としないまま帰ってきた覚えがあります。
ところどころ好きなシーンがあったり、ミュージカルにない原作寄りの表現があって興味深かったりはするのですけれど、映画にする意味あったのかなー、と。映画にすれば安い価格でたくさんの人が観ることができる、これは価値があることだと思うのだけれど。
特にわけわかんないのは、歌の生録音。いやいや、別録りでいいでしょ、映画を観る時にはライブじゃないのだから。せめて、ミュージカル俳優とそうではない人は録音方法を分けるべきでしょ。後でCDを聴いたけれど、一部を除いて、ひどかった…あれはお金をとってはいけない。

ポケモン映画の方がマシ (2018-08-09(木) 10:27)

冒頭からミュージカル調…

物語に全然集中出来なくて、退屈で停止ボタンを何度押そうと思ったことか。

歌は蜂起する時とエンディングだけにして、他のシーンは普通の台詞まわしとカメラワークにしてくれた方がはよっぽど…

せっかく名優を揃えたのに、無理やりミュージカル仕立てにしたとこで、つまらない映画に…

CGハリボテ歌劇団で人は感動する (2019-08-28(水) 09:47)

映画としては駄作です。1年後にこの映画のテーマを語れと言われて、語れる人がいるか疑問です。記憶にも残らないんじゃ?
後やっぱり画面の絵図にリアリティがない。CGなのでしょう恐らく。CGによって表現の幅が広がったと思う人はいるでしょうが、この映画に至っては「表現すべきものを描かず、どうでもいいことを表現した」程度の仕事しかしていません。
この映画のコンセプトアートのスタッフに、フランス人は居なかったんでしょうか?自国の名作を手掛けるなら、こんな説得力のない小綺麗な画面は絶対に作らないでしょうね。多分背景の資料を3Dとコラージュして作ったツギハギのハリボテで満足するような外国人スタッフがした仕事でしょう。ハリウッドもそろそろ斜陽でしょうか。

この映画が名作といえないのは明白です。レ・ミゼラブルは2世紀前の文学で、媒体は文字しかありませんが2世紀記憶されるだけの力があります。一方この映画はせいぜい記憶してても1周間が限界でしょう。その敗因はテーマに対する説得力のなさです。絵図もそうですし、ストーリーもそうです。舞台から人間まで、全てがハリボテの人形劇で、むしろ風刺としてよく出来ています。

そういう意味では観る価値があるかも知れませんね。


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