ただのにっき
2010-01-16(土) [長年日記]
■ 総務省の「地デジ説明・相談会」が年寄りしか相手にしてない件
今日、総務省から全戸絨毯爆撃型の郵便が入っていて、地デジへの移行について各地で説明会を行うという案内だったのだが。
中に入っていたパンフレットがすごい。表紙の説明が「初めて、我が家にテレビが来たときのうれしさ」「白黒からカラーになったときの驚き」「あの時のテレビの感動を再び……」。おれくらいの年齢でも、テレビがなかった頃の記憶なんてほとんどにないのだから(白黒がカラーになった記憶はぼんやりとある)、だいたい50代以上しか相手にしていない。中のイラストや写真も老人ばかりが描かれていて、完全に若者はターゲットの外である。
これを「これからもTVを見てくれるのは年寄りだけだろう」と見ればすばらしく割り切った良いターゲティング戦略だが、「どうせ地デジのことがわかってないのは年寄りだけだし」と判断した結果なら大間違いだろうなぁ。若い人でもアンテナのこととかわかってない人けっこういるしね。
なんにせよ、この極端さは面白いと思った。実際の説明会の顔ぶれがどうなるのか楽しみだ。……とは言え、うちはすでにケーブル経由で地デジ見られるので行く気ないけど。