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ただのにっき


2009-05-01(金) [長年日記]

iPhoneのアラームで「バイブのみ」を実現する(勢い余ってオリジナル着信音作成まで)

iPhoneをケータイ並みの使い勝手に近づけるシリーズ(笑)。

begin エチケットペーパー。

「こんなに文句たらたらなのになんでiPhoneを買ったのか」と思われるかも知れないが、多くの部分で満足しているのも事実。というか(現時点でという条件付ながら)PDAとしてまともに使えるのはiPhone一択でしょ。消去法で選んだとはいえ、これから2年間使わなきゃならないのだから、できるだけ理想的な状態に近づけようと努力するのは当たり前の行為なんである。

end エチケットペーパー。

日本のケータイ普及に伴って、一番あおりを受けたのは目覚まし時計業界じゃないかと思うことがあるくらい、ケータイのアラーム機能は素晴らしい。複数のアラームを、シーンごとに別々の音/バイブ/スヌーズ設定で自在に鳴らすことができる。単なる「目覚まし」以外の用途でも使えて、アラーム活用シーンがすごく広がった。

そうなると、iPhoneの標準アプリで一番使えないのはアラームだと思う。最悪なのは電源を切っていると鳴らないところで、これだけで目覚まし時計としてはいっさい使い物にならない。肌身離さず持ち歩いて欲しいなら、こういうところをしっかり作れよなぁ、Appleは。けっきょく朝は、白ROMになったdocomo端末を使っている。

もうひとつのひどい設計は、マナーモードにしていても音が鳴るところだろう。設計者は何考えてんだ。ところがこれがiPhone信者から見ると「うっかりマナーモードを切り忘れてもアラームを聞き逃さない親切設計」ということになるらしい。お前ら飼いならされすぎだっつーの。どう考えても手抜きだろ、これ。

ともあれ、我ら電車通勤のサラリーマンは、寝過ごし防止にバイブのみのアラームが必須なわけよ(そうか?)。どうもカレンダーのアラーム機能だとバイブのみの設定ができるようだけど、ちょっと使い勝手に欠ける。これの解決策は定番らしく、無音の着信音を登録して使うということだ。「iPhone 着信音 無音」あたりでググると、ファイルを配布しているサイトがいくつか見つかるので、拾ってきてiTunes経由で登録すればよろしい。

……とまぁ、それだけだとあんまり面白くないし、着信音は自分で作れるので、自前で用意してみた。どうやら40秒以内のAACエンコードされた音声ファイルを、拡張子.m4rにするだけで作れるらしい。iTunesオンリーで再生範囲を指定して作る方法が出回っているけど、それだとうまいところで切れなさそうなので、ちゃんと編集ソフトを使おう。

Audacityスクリーンショット 使うのはAudacity。高機能すぎて使いこなせてないけど、切った貼ったくらいなら誰にでもできる。無音データの作成は、こんな感じ。Audocityを立ち上げて:

  1. 製作→無音、好きな長さを指定。デフォルトの30秒でいいだろう。
  2. ファイル→書き出しで「WAV, AIFFと他の非圧縮形式」

あとは出来上がった.wavファイルをiTunesにD&Dして:

  1. 右クリックで「AACバージョンを作成」
  2. できたファイル(.m4a)をどこか別のところにコピーして、拡張子を.m4rに変更
  3. .m4rファイルをふたたびiTunesにD&Dすると「着信音」にアイテムが増えてる

同じように、既存の音声ファイルをインポートして編集すれば、好きな着信音を作れる。ためしにアイマスの「てってってー」(TOWN)を無限ループになるように切って、電話の着信音にした。ケータイの着メロ作成に比べたらずいぶん楽だ。これはいいね!

Tags: iphone

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