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ただのにっき

2008-03-16(日) [長年日記]

公開ほしい物リストで恩恵を受けてる人もいますから

Amazonの「Wishlist」改め「ほしい物リスト」で個人情報がダダ漏れだった件、いまだ問題が修正されないのか、まだ検索ができないようだ。困るなぁ。

もう何年も前になるが、おれの界隈(ということは主にtDiaryユーザ)の間でWishlistを公開するのが流行ったので、あれはもともと公開して使うもんだと思っていたから、今回の事件は「いまさらなにを……」という感じ。まぁ、Amazonの説明が足らないのは確かだろうけど、それもいつものことだしなぁ。

それより、この件に対して「欲しい物をリストアップしておねだりするなんて、日本人には合わない」とか断言する人がけっこういて、そっちの方が驚きだ(やじうまWatchとか)。あんたら、どんだけ狭い日本人観を持ってるんだ。

結婚式の引き出物なんかで、カタログギフトを配るのがかなり一般化しているのを見れば、「ほしい物リスト」なんてほんの半歩先の話じゃん。あらかじめ欲しいものを言ってくれれば助かると考えてる人なんて、ざらにいるぞ?

「プレゼントってそういうものじゃないだろう」と言いたい気持ちもわかる。でも、たとえばおれのほしい物リストに並んだ200個近いアイテムを見て欲しい*1。誰かのプレゼントを選ぶとき、200もの商品を比較検討することなんて普通できないよ? この中から相手と自分に合った上にウケも取れる品を選ぶのはけっこう難しいと思うけど、どれを選んでも相手が喜ぶのは確実なので、効果が高くてリスクが低い。使わない手はないだろう。

実際この中からプレゼントをしてもらったことは何度かあるけど、いつだって嬉しい驚きがあったよ。「あえてこの商品を選んだか!」とか、贈り主のセンスも伺えるしね。自分も、感謝したい相手がリストを公開していたら、気軽にプレゼントできるからありがたいと思う。Amazonが今回のことで萎縮して、デフォルト非公開なんて方向転換はして欲しくないなぁ。

結論: 私宛のプレゼントはいつでも受け付けております。

Tags: amazon

*1 いつの間にこんなに膨れ上がったのか自分でも不思議。