ただのにっき
2007-07-01(日) [長年日記]
■ 横書き派 vs 縦書き派
両者のスタンスの違いは明らかで、コンピュータ業界が長いおれは、圧倒的に横書きの文章に馴染んでいるため横書きと同じ順序で名づける。一方、縦書きの媒体で長いこと仕事をしているかみさんは、自然と縦書きの順番で番号をつけていたわけだ。
そう考えると、これは文化の問題だ。「横書き派」と「縦書き派」、両者の溝はそう簡単に埋まりそうにない。
アンケートをとってみた
というわけで、はてなでアンケートしてみた。うわははは、圧倒的じゃないか。
まぁ、はてなのユーザ層を考えれば予想はついたが。予想外だったのは、「番号なんかで呼ばないよ派」が3割もいたことである。「番号をつけるとしたら」という仮定の設問なので、もしこの前に「番号をつけますか」という質問をもうけたら、ひょっとすると過半数を超えたかも。わしら、夫婦そろって変人か。
改善案の提示
これだけではナンなので、最後は真面目に、メーカーへの提言という形で締めたい。こういう混乱が生じるのは、たいした考えもなしに同じ形のスイッチを矩形に並べるメーカーの責任だからである。
- スイッチを縦に並べる。下から番号をつけるヤツはいないので、これなら絶対に混乱しない。スイッチが奇数個でも対応できるし。
- スイッチを横に並べる。ほとんどが左から番号を振るはずなのでこれも混乱は少ないだろう。アラビア語圏では注意が必要かも知れない。Macユーザも右から振るかも知れない*1。
- スイッチの形を変える。○□△◇のように形を変えれば、どのように並べても問題ない。視覚障害者にも優しい。
- スイッチにあらかじめ番号を振る。多数派である横書き式であらかじめ番号を書いておけば、利用者の方がじきに慣れる。
- スイッチに名前を書き込めるようにしておく。Lifehackerを気取るごく一部の人々にはこういう案がウケそうだが、オフィスならともかく、家庭ではおそらく利用されずに終わる。
- スイッチそれぞれの色を変える。あまり推奨できないが(視覚障害者に不親切だし、インテリアにも合わない)、最後の手段として。
追記(2009-11-01)
かみさんが著者と知り合いということもあり、このネタが下の本に掲載された(p142)。
*1 ここは笑うところ。