2007-03-17(土) [長年日記]
■ 「石鹸なし生活」で花粉症が治った!!
※注: タイトルには行き過ぎた表現が含まれています。
床屋に行った。約ひと月半ぶりにシャンプーしたことになる。そう、実は2月初めから、ひそかに石鹸・シャンプー・リンスをいっさい使わない生活をしていたのだ。
ここ2年ほど、持病の治療でステロイドを処方されていたためか、花粉症の症状が出ていなかった。が、今年は処方されてないので、たぶんひどいことになりそうだという予感はあった。鼻水や涙はまぁ、無理すれば薬で抑え込むこともできるが、個人的にいちばん嫌な症状が肌荒れなんである。特に顔や頭皮が常にピリピリしていて、自分の皮膚のような感じがしない。顔のいわゆる「Tゾーン」が赤くなってボロボロむけてくる。
で、ちょうどそのタイミングで読んだのが、物議をかもし出した分裂勘違い君劇場のシャンプーとリンスと石鹸は使わない方がいいである。いろいろと前提条件があるとは思うが、言ってることは合理的だし、これで敏感肌が改善すれば、ひょっとしたら花粉症の症状も抑えられるのでは? と考えた。で、即実行してみたわけだ。
はじめはかなり「洗い切れていない」という感じが強かった。特に洗髪中は手に脂が残る感じで、汚れが落ちていないと思えたが、風呂からあがって髪を乾かすと、べたつく感じはまったくなくて、さらさらとしたいい感じの髪質になった。正直、10歳くらい若返った感じ。白髪は減ってないけど。
当初は家族にもナイショでやっていたが、別に体臭を指摘されることもないし、実際に皮脂の過剰な分泌が抑えられたためか、衣類や枕カバーの汚れも減った。そして本格的な花粉シーズンに入っても、例年のような皮膚のピリピリ感がいっさいないのである。とりあえず当初の目的は達成しており、かつマイナス面も特にないので、満足できる結果である。
今日、床屋でも(最初は何も打ち明けずに)頭皮や髪の状態を聞いてみたら、かつてないほど良い状態だと言う。「すごくきれい」とか「つやつやしてる」とまで言われた。今までは、やれフケが出ているだの、皮脂が多いだの、いろいろ指摘されていたのにだ。毎日何人もの頭を観察している人から合格点が出るのだから、何も問題はないと判断して良いだろう。その後、状況を打ち明けてみたが、実際に石鹸を使わない方が肌が健康な人はいるそうだ。
もちろん、おれにもいろいろと前提条件がある。
- 人生も後半にさしかかっているので、皮脂の分泌は低下傾向にある。
- 持病のおかげで普通の人よりは食生活に気を配っている。魚率が高いはず。
- 以前から洗髪には石鹸シャンプーとクエン酸リンスを使っていた。石鹸もオリーブオイル原料の低刺激なものなので、石油由来のものは長いこと使っていない。
- 化粧はもちろん、整髪料もいっさい使っていない。
- この実験はまだ冬季しか実施してないし、そもそも対照実験がないので科学的とは言いがたい。
だから万人に勧められるとは思えないが、花粉症に伴う敏感肌に悩んでいる人には、ひょっとすると悪くない対策かもしれない。
もちろん、今後も(少なくとは花粉シーズンの完了までは)続けるつもり。支障がなければ夏にもやるかも知れないが、状況を見ながらかな。
http://d.hatena.ne.jp/tatsumine/20070317/yokohama
ウタカタ ノ ヒビ
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