2007-02-18(日) [長年日記]
■ 百度(Baidu)のbotを受け入れてみる
Baiduのbotである「Baiduspider」が、少しおとなしくなったらしい(via SEMサーチ)。
なにを契機にやったのか忘れたが、いままではBaiduspiderを拒絶していた。そういうことなら受け入れてみてもいいか、ということでいったん制限を解除。もっとも、まだ問題があるようならまた拒否するけど。それ以前に、EUC-JPな日本語ばかりのサイトがBaiduにとって意味があるのかわからんが。
それにしても、ツッコミどころの多いリリースだなぁ。
今後はこの問題について会社全体が真摯に受け止め、日本のインターネット業界におけるルールに従い、このようなことが二度とないように努めていく所存でございます。
「日本の」インターネット業界にローカルルールがあったんだ? 苦情を言ってきたのは日本だけってこと?
各サイトの規模とIP負荷に対し、それぞれ対応できるクローラー対策を設定し、中小のサイトに対し、クローラー頻度は20秒/回以内にコントロールしています。
IP負荷ってなんだ? レスポンスかなんかのことか?
絨毯爆撃型のbotにありがちな実装として、ホスト名が異なる場合にはIPアドレスが同一でも別サイトと見なして、同時に無数のアクセスをしてくるというのがあるが、それを同一視してくれるようになるんだろうか。ウチみたいに同一サーバでたくさんの仮想的なホストを見せているサービスだと、そうしてくれないとたまらんのだが。
■ メールとXMLRPCのゲイトウェイサービス
tDiary-users掲示板の投稿で知ったんだが、メールとXMLRPCのゲイトウェイを提供するubicast Mail Bloggerなんてサービスがあるんだ。ぜんぜん知らんかった。
tDiaryのXMLRPCプラグインは、つい最近まで最新版に追従していなくて動かなかったんだけど、やっと今年になってから追従した(らしい)ので、使えるようになっているはず。設置環境の制約でposttdiary.rbを使えなかった人にはいいかも。ちゃんと動けば、だけど(←なにしろXMLRPCプラグインを使ったことがない)。
2007-02-17(土) [長年日記]
■ あまりしない料理をする
といってもカレーだけど。かみさんが留守だったので「今日はコードを書こう」と思っていたけど、ちょっと乗れなかったので、あきらめてキッチンに立った。
もともとあまり料理は「できる」けど、「好きではない」。たぶんどっちも原因は長年のボーイスカウト活動だろうなぁ。キャンプ生活で生きていくためには料理は「しなくてはいけない」ものなので、料理はできる。レシピがあればたいていのものは作れるし、アレンジもできる。
一方で、疲れ果てている時にとにかく食うための料理ばかりをするので、楽しむというよりは、エネルギーを補給するための料理をする習慣が付いてしまう。片付けも含めて効率的でなければいけないので、料理が終わったあとにはほとんど洗い物が出ない。いわゆる「男の料理」にはならないのである。
まぁ、とりあえず飢えることはないから、いいんだけどさ。
2007-02-16(金) [長年日記]
■ 図書館危機(有川 浩)
郁ちゃんカワユスねぇ。でかいけど(背が*1)。
昨日の『内乱』に続いて、1日で読み終えてしまった。毎日1600円のハードカバーを読みきってたら、おこづかいがいくらあっても足らんよ。って、この2冊はもらいものだけど。
この作品を楽しんでいる自分の心理状態を省みるに、20年くらい前に新井素子を読んでいた感じに近いかも、と思った。(SF読みにとって)新井素子の重要性は、「女の子」に対する幻想には実は男女差があまりないことを証明したことだと思う。それまでは「男が描いた女の子」ばかりだった世界に「女が描いた女の子」を武器に切り込んで、それもけっこういい感じなことを男たちに気づかせたのである。
有川浩*2の描く「女の子」も、男女双方に受け入れられそうな幻想に満ちている。幻想抜きの、存在は認めるけどあまり近づきたくない「女」を描く仕事は、ティプトリーとか大原まり子に任せておけばいいんである*3。逃避文学と呼びたくば呼べ。幻想の中の女の子が恋に悩む姿を、身もだえしながら読むのもまた、読書の楽しみではないか。
ということを抜きにしても、なかなかシリアスな展開もあり、次巻(完結?)が楽しみ。
■ tDiary: footnote.rbをリライトしたよ
というわけで、前のエントリは新しく実装しなおしたfootnote.rbのテストを兼ねる。CVSにツッコんだのはだいぶ前だけど、なにしろ今まで、脚注なんか使わないようにしてきたからなぁ。
改良点は以下の通り:
- ちゃんとセクションごとに脚注が入るようになった
- feedにも脚注が含まれるようになった
一方、
- 脚注を指し示すURLに非互換が出た
という問題があるが、まぁほとんどOKだろう。
◆ kitaj [おー,とうとうセクションごとにfootnoteが入るようになったのね.それは嬉しい. URLの非互換は問題ないでしょ..]
◆ ただただし [ちなみに、kitajの元のコードはいっさい残ってないよ(笑)]
◆ NT [え、有川浩って女性だったんですか。あ、まだ読んでないのですけど。]