2006-12-17(日) [長年日記]
■ 日本Rubyの忘年会
ひょっとすると今年最初で最後かも知れない忘年会。でもRubyの話はほとんどしなかったような……。
Wiiリモコンでプレゼンをする話から始まって、でも手に何か持ってるのはダサいよね、ということで色々とアイデアが出たのは面白かった。
- 全身にマークを付けてカメラで撮影、モーションキャプチャする。会場からハックされそう
- カーナビの音声認識エンジンをハックして使う。「次お願いします」で切り替わると本物のスライドみたいでいいかも
- テルミン。演台の下に仕込む。バンドパワーっぽくて怪しい
- 脳に電極。それだ
そうそう、以前作った「NO Ruby NO LiFEステッカー」、残りを全部バラまいた。角谷さんがいきなり例の大切なMacに貼ったのは焦ったが(写真はその証拠)、とりあえずけっこうウケていたようでよかった。出掛ける直前にちまちまハサミで切ったかいがあったよ。全員に行き渡らなくて申し訳ない。また何か機会があったら印刷しましょう。
2006-12-16(土) [長年日記]
■ Makan Makan
「本物の(シンガポール風)チキンライスが食べたい」というかみさんの希望に添って、大和のシンガポール料理店Makan Makanへ。ちゃんとタイ米をチキンスープで炊いたチキンライス(写真中央)は期待どうりの味だったが、それより牡蠣の春巻(写真奧)が実に旨くて、これのためにまた来ようと思った。
2006-12-15(金) [長年日記]
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図書館戦争(有川 浩)
ma2さんが激奨していたので買ってみた。うん、面白かった!!
目次を見ると、なんだか目次にはそぐわない硬い項目が並んでいて、「なんじゃこら」と思ってページをめくると、まったく同じ文章が再掲されていてタイトルが「図書館の自由に関する宣言」。1954年に採択された実在する文章である。この勇ましい宣言をネタに、この作品のような設定を思いついたのが50年間一人もいなかったなんて信じられんよ。本文に入る前に仕込まれたこの仕掛けに、グイっと胸倉をつかんで作品世界に引き込まれた感じ。ヤラレタ。だいたい、読書の自由を守るために文字通り体を張って戦う、という話に(とくに主人公の動機に)、本好きが共感しないわけがない。
スタイルはラノベだが、骨格は完全にSFなので安心だ(おれが)。文人の園である図書館を武人が闊歩する風景になじめるかどうかは、読者がSF慣れしてるかどうかに依存しそうだが、わかってしまえばテンポはいいし、硬軟のコントラストが効いた文章は作品の雰囲気をうまく盛り上げている。
唯一の難点は、(この作品は三人称なのだが)ときどき一人称の心象が地の文に混じることがあるのだ。なんの説明もないので誰の独白かわからないし、せっかくのテンポが台無しになる。新手のテクのつもりかも知れないが(ただの推敲漏れだろうけど)、読者が混乱するからやめたほうがいいと思う。
なお、続編が出ているが完結していないそうなので、今のところは買わない。別に続編はなくても単体で十分に面白いし。
◆ なかお [手をかざして制御できるコントローラは AirFX でした. http://www.alesis.com/produc..]
◆ かくたに [信者としてはこんなに嬉しいものはないですよ!!]
◆ shachi [>脳に電極。それだ うけていただき何より。お疲れ様でした。]