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ただのにっき

2006-09-15(金) [長年日記]

別の整形外科に行ってみたら、まったく違う診断を下された

西川史子の実家に行って以来、約ひと月半。処方された軟膏を毎日塗り続けたがまったく改善の兆しがない。ツッコミでもセカンドオピニオンを勧められたので、別のやまとく整形外科に行ってみた。

ここの医師は体を力学系として捉えていて、非常に理詰めの説明をしてくれる。整形外科医としては正しい姿勢だと思うし、物理出身のおれとしてはとてもありがたい。指が曲がらないのは関節に問題があるのではなく、指を曲げる動作を担当する腱の動きが悪いのに、それに気づかない伸ばす側の筋肉がよけいにがんばってしまい、バランスが狂ってある程度以上曲がらないとのこと。わかりやすい!

つまりエンジンに例えると、ロッカーアームの動きが渋いのが原因で排気漏れが起きているのに、バルブスプリングを強化しているようなものだな(←かえってわかりにくい)。

というわけで、伸ばす側の筋肉の動きを少し妨げるようにテープを貼ったら、あら不思議、指がするすると畳めるではないか。まるで魔法のようだ。感動。一緒に、腱の動きを良くするためのマッサージ方法などを教わる。もちろん関節ではなく、腱の通り道である手のひらから手首をマッサージするのである。

うーん、医師によってここまで違うもんなんだねぇ。