2006-03-06(月) [長年日記]
■ 言語のメタな部分に対する興味
結城さんがRubyの勉強用(?)に書いてるrubycoの日記が、最近はどんどんリフレクションやメタオブジェクトの方向に進んでいて、面白いと思った。結城さんはいろいろな言語に接してきているから、こういう仕組み的な方面に自然と興味が出てくるのだろうか。と想像。
おれなんて実用的なモノを作ることにしか興味がないから、目的が達成できている限りはできるだけそっち方面には触れたくない。例えばeval系メソッドに手を出したのもtDiaryでプラグインを実装した時が初めてである。面白いし、うまく使えばコードがうんと短くなるのはわかっているけど、足を踏み入れると目的そっちのけで遊んでしまいそうなのもわかっているから、なかば意図的に避けているというのもあるけど。
ふむ、メタ方面に興味を示す人には2種類あるような気がするな:
- 自分が使う道具の「能力」をすべて把握していないと気がすまない人(職人肌というか)
- 道具の仕組みそのものに興味がある人(こっちは学究肌?)
結城さんは、(本を書くためという目的に対して)前者の立場なんだけど、根は後者。とふたたび勝手に想像。それはさておき、Ruby本の執筆、がんばってください!(←既成事実化作戦その2)