2005-05-22(日) [長年日記]
■ こま犬を特徴付けるもの
イギリスからこま犬関連の質問を受けた。と言っても、相手は日本人だが。彫刻を趣味にしている親戚の叔父さん(イギリス人)がこんどこま犬を彫る(!)ので知りたいことがあるとの旨。で、その質問内容が
- こま犬が踏んでる玉は何か
- 髪がカールしているのに意味はあるのか
の2点。さすが外国人は、日本人がスルーしそうなところに目をつけるなぁ。どっちもあんまり意味はない……ということを説明し、それより最低限のルールを守りつつ個性を発揮することが重要であると力説しておいた。イギリス人の感性で彫られたこま犬、はやく見てみたい。
ちなみに最低限のルールとしてあげたのは以下の3点。
- 阿吽になっている。向かって右が阿、左が吽
- 首の周りにたてがみ
- 向かって左の頭頂部に角
最後のはやや通好みか。まぁ、これが守られていないからといって「こま犬じゃない」とは言わないけど。
>阿吽になっている。向かって右が阿、左が吽
これが日本のこま犬で譲れないことかも
一対でもあるということで
アジア各地にあるような番犬的な動物像全てがこま犬なわけじゃないですよね。
ということで、難波橋のライオン像は、角さえあれば立派に狛犬だったのに残念だった、と。
本当は、左右で別の生物なんですけどね。