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ただのにっき

2003-11-25(火) [長年日記]

忙しい

なんだか忙しいなぁ。ハッピーマンデーって、やっぱよくないんじゃないかしらん。週末の日記はあとで補完しよう……。

TungstenE(3)

ちーっとも仕事が減っていかないので、夕飯を食いながら備忘録などしてみる。

脱HotSync生活

PalmOS5になってもデータは互換なので(というかちゃんとコンバートしてくれるので)、旧環境からHotSyncできたのは先日書いたとおり。しかし、TungstenEの底面には、ACアダプタ用とUSBケーブル用の穴が2つ並んでいるだけで、Palmらしくクレードルにポンと置いてHotSyncというわけにはいかない。おまけにUSBのコネクタが妙に固くて抜きにくいし。

これは、この機種はスタンドアロンで使えというメッセージであろう。少なくともHotSyncは最小限にして使うべきだ。Palmはメモリカードをサポートした時点でこういう方向性が許容できるようになったわけで、これはこれで良い。実際、VisorでもめったにHotSyncはしなかった。使い方が固定されてるのでアプリの入れ替えもなかったし、バックアップはカードにしていたし。

というわけで、TungstenもHotSyncなしで生活できるようなスタイルを模索しよう。まず、初期状態はまともにせにゃあかん。旧環境からHotSyncしたせいで、添付のアプリが入ってない。電卓まで後から入れるようになっているのだ。これらをCD-ROMから探し出してHotSync。もっとも、使ってみて生き残ったのはCalc、RealOne、Photos、RealOneだけだった。Microsoft Officeのファイルが読めるというDocumentToGoは、日本語が使えないので意味なし。

あとは、SDカードを買ってきた。128MB。いろいろ試してみると、/palm/launcherというディレクトリに*.prcファイルを置くと、Palm上からプログラムとして見えることがわかった。コピーもできるので、これでプログラムのインストールはHotSync抜きでできるようになった。

他にも、Photosから見えるイメージファイルはデジカメと同じディレクトリ構造に配置されるとか、RealOneはルートディレクトリにあるファイルしか見てくれないなどがわかった。これだけわかれば、あとはバックアップ体制さえ整えればHotSyncはいらない。

で、バックアップはyooseeさんのツッコミからたどって、BackupManをチョイス。バックアップの時間指定や世代数も指定できるので、これは重宝。勝手にカードへ自分自身をコピーするのには戸惑ったが、本体が空になった時にも復活できるようにする工夫か。VisorのBackupモジュールと同じ発想だな、あっちはROMだけど。しばらく試用してみて、よければ買おう。

Graffiti2雑感

さて、例の特許のせいかどうかは知らないが、Graffitiが互換性のないGraffiti2に置き変わっている。旧来のユーザからは極めて評判が悪い。確かに、ストローク数が増えているし、なにしろ使っているうちに紙や板書の時にまでGraffitiで書いてしまいそうになるという、中毒性の高いシロモノだっただけに、これに慣れるのはキツいだろう。

でも、中立的な目から両者を比較すると、だんぜんGraffiti2の方が覚えやすい。Graffitiが英大文字をベースにしたのに対して、2は小文字がベース。実際に入力するのは小文字が多いことからしても、2の方が直感的だ。シフトの回数がぐっと減っているので、慣れればこちらの方が入力は速いのではないか。

そもそも、なんでPalmはGraffitiを採用したのかを忘れてはいけない。初代のpilotは、非常に低いCPUパワーでペン入力をサポートしなくてはならなかった。このため、文字認識エンジンの持つべきインテリジェンスのかなりの部分を、人間に委譲していたのである。それが英字と数字に分割されたエリアであり、初代Graffitiの独特な一筆書きのストロークに現れている。人間が少し苦労をしてくれることで、pilotは高速な文字認識を獲得したのだ。

一方、現在のPalmシリーズは桁違いのCPUパワーを持っている。これを文字認識に使わない手はない。人間に委譲していた部分を取り戻し、より少ない時間で習得できるGraffiti2のストロークを採用するのは、当然だろう。というわけで、旧Graffitiに置き換える技もあるらしいけど、おれはGraffiti2でいくぜ。

マルチメディア機能を試す

せっかくなので、マルチメディア機能もトライ。つっても静止画と音楽だけだが。

お気に入りのParkesの写真を320x320にトリミングして、Photosで表示。なんか枠がついてるから、320x320じゃないな、これ。画面いっぱいに使ってくれるビューアを探した方がよさそうだ。

音楽は、RealOneがあったのでそれを素直に使う。SDカードのルートにMP3ファイルを置けば、勝手に見つけてくれる。ID3タグ対応。バックグラウンドで演奏してくれるので、Parkesを表示しながら音楽を流すなんてことができる。和むねぇ……曲が「日本ブレイク工業社歌」じゃなければ。そうそう、とおりすがりさんのおかげで、CDは予約できたよ。新星堂のオンラインショップはかなり腐ってて、苦労したけど……って、Amazonでも買えるんかい!! むきーっ。

で、これでしばらく使ってみたら、見る見るバッテリが減っていくのであった。1時間くらいで20%くらいは減ったか。やっぱエマージェンシー用だねぇ、これは。ま、iPodがあるからいらないんだけどね、この機能。