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ただのにっき

2003-11-21(金) [長年日記]

グラコロのパン

最近は、ツッコミ欄が何をネタににぎわうのか、ちっとも予測できない……。

日本人は、「やわらかいパンこそ偉い」と思ってる節があるよな。食パンのCMなんて、いかにやわらかいかだけを訴えてるし。他にもおいしさの要素はあると思うんだが。

というわけでおれは、この現象を「アルプスの少女ハイジ・コンプレックス」と命名しよう。

Tags: gracoro

わたしの暗号体験

最近ここに書いてる書評は、ほぼ同じ内容でAmazonの方にも書いていることが多いので、こっちで参考になりましたと書くついでに、向こうでもポチっとやって欲しい。なんたって、おれのレビュアー・ランキングときたら14,465位なんである。低!!

それはさておき、暗号と言えば以前、うちの会社に「画期的な暗号システムを発明した」というベンチャー企業が売り込みにきたことがある。で、対応する部長が「暗号なんてわからないから、ただ君も出てよ~」と言うのだ。「おれだってわかんねーよ」と思ったが、こんなおれでもいないよりマシみたいな顔ぶれだったので打合せに参加した。

その暗号のウリは、高度な計算を必要としないので実装が軽くて小さく、組込みでも使いやすい対称鍵暗号だ、とのこと。で、アルゴリズムは公開されているかと聞くと、していないと言う。この時点でお話にならないんだけど、概要を聞くとどうも、疑似乱数発生器の良し悪しにのみ強く依存する仕組みに見える。じゃあ、その疑似乱数発生器は何を使っているのかと聞いたら、これも非公開だという。

そんなことでは強度の検証ができないから使えませんよ、と言ってお引き取り願ったのだが、この時『暗号技術入門』を読んでいれば、もうちょっと歯切れのいいツッコミができたのになぁ……と読みながら悔しい思いをしていたのであった。まぁ、聞きかじりのわりには正しい判断ができたので、良しとする?

TungstenE

今までPalmOS5は眼中になかったこともあって、ぜんぜん情報を集めていなかったのだ。おかげで何から手をつければいいのかもさっぱり。そもそも「T|E」なんて表記が「TungstenE」の略だなんて、今日初めて知った。Tungstenの表記は「〒ungsten|E」みたいになっているので、わかってみれば納得の符丁なんだが。検索しづらいからヤメレ。

で、とりあえず付属のCDからPalmDesktopをLibrettoに入れてみたら、iTunesと同じ症状でインストールできないし。Administratorで入れてみるも、途中でUSBのドライバがコケてブルースクリーンになるという。Windows2000でブルースクリーンなんて初めて見たよ!!

仕方がないので、会社のマシンに入っているDesktop(Visor用)からいきなりHotSyncを試みる。いちおうbackupディレクトリにあるヤバそうなアプリは外したから大丈夫だろうと思ったら、アイコンがぜんぶモノクロになってしまった(笑)。って、笑ってる場合じゃない。

いちどハードリセットして、backupは全削除。基本アプリのデータだけ残してHotSyncしたら、問題なく移動できたようだ。最初のHotSyncで入るはずのTungsten付属のアプリがないのが困るけど。どうしようね、これ。

続いて日本語化。以下のアプリを入れる。ただし、POBoxしか使わないので、J-OS IMEは入れない。

これで表示と入力ができるようになる。ただ、POBoxがONのままになってしまうのが問題。いろいろ手法があるようなので、できるだけはやく試そう。

あとは、Visorから主要なアプリをビームでインストールした。やっぱ、古いモノクロアプリが混じるとみっともないなぁ。機能的に不満はないんだけど。なお、乾電池主義はやめたわけじゃないんだけど、主義にこだわりすぎてやりたいことができないようでは本末転倒なので、妥協はするわけです。大人なので(笑)。

TungstenE(2)

とりあえずPOBoxのON/OFFは、各地の情報からPBtoggleDAという最近は配布されていないDAを入手すればいいとわかったので、探し出してGET。

で、DAランチャを入れないといけないんだが、Hackは動かんので、OS5専用のものを探さないといけない。今まではButtonDA Hackを使っていたので、似たようなBDALを使ってみるも、ハングしてしまう。じゃあ別のを……QLaunchかな。シェアウェアだけど、これはよさげ。

PBtoggleDAを使わないものとしてはFEP Toggleという専用のソフトも。うん、これにしよう。でも、QLaunchは別の意味で便利そうなので、いずれ買うかもしれない。

→参考サイト: POBoxFEP