ただのにっき
2003-07-30(水) [長年日記]
■ オブジェクト指向は難しい?(2)
TrackBack返し。
オブジェクト指向を知らない人は、まず「オブジェクト指向」という概念を身につける必要がある。これは外国語を身につける、あるいは外国の風習を身につける、に匹敵するような結構大きな負担だろう。
これには同意できないな。だって我々は、生まれたときからオブジェクトに囲まれて生活しているんだよ? だから、オブジェクト指向は本来、母国語と同じくらい身近な概念のはずである。だから、オブジェクト指向がわからないという人たちは、
- 非オブジェクト指向言語に慣れてしまって、頭の切り替えができない
- 「オブジェクト指向は難しい」と信じ込まされている
のいずれかではないかと考えているのだが。だとすると、もりきゅうさんの名前が悪いという意見にはけっこう頷ける。だからと言って、いまさら別の名前を考えるのは不毛だけど。だから、「オブジェクト指向は難しくない!」というイメージ戦略は必要だよな。
ちなみに「クラス指向」は比較的難しいと思う。身近にあるクラスなんて、たい焼きの型くらいしか思いつかん(身近……?)。でも、「オブジェクト指向」なら簡単なはず。だから教育の現場では、最初にクラスを出すのはやめ、まずオブジェクトありきにする。で、特異メソッドの追加でオブジェクトの振る舞いを変えるところから始めた方がいいんじゃないか。
■ Linux MLD
Linux Worldの9月号を見ていたら、Linux MLD mini 2.0の記事があった。そうか。Librettoでときどき素のLinuxを使いたいと思う時があって(いつもはCygwinでちょぼちょぼとUNIX環境を使っている)、でもデュアルブートにするのはイヤなんだよなぁ……と悩んでいたんだが、MLDを入れれば解決じゃん!!
と喜んだのもつかのま。WindowsMeからは「MS-DOSで起動する」がなくなってしまったので、MLDをブートするにはフロッピーが必要なのであった。そんなもん、持ち歩けるかっつーの。