2001-03-29(木) Mobiler(2)、雑誌 [長年日記]
■ ネックストラップを買いにヨドバシへ行ったら、男子トイレに女性用Lovegetyの空き箱が。怖い想像をしてしまったではないか。つーか、まだ売ってたのか、Lovegety。
■ Mobiler
CGIもできたので、Mobiler(仮称)はS.P.C.内部公開。いわゆる「ドッグフードを食う」というヤツですな(Microsoft用語?)。こういう、携帯向けにメールを圧縮・分割してくれるサービスってけっこうあって、有料のところもあるんだね。月100円なら払ってもいい、ってことにすると、数百人は会員を集めないとペイしないよなー。少額決済も面倒だし。あんまりおいしい商売になるとも思えない。つーか、みんな最近は携帯 to 携帯でやりとりするから、あんまり使われないんじゃないの。そんなことないのかね。自分が携帯メールを使わないので感覚がわからない。つーか「使わない」じゃなくて「使えない」だろっ。
じゃあなんでこんなものを作っているのかと言えば、実は別に携帯メールに限らなくてもいろいろ便利なわけ。広告を削って分割したPC WatchをVisorで読むという用途は前にも書いた。それからうちの会社、社外にメールできるのは社内のアドレスから発信されたメールだけという縛りがあるので、社外から来たメールを社外に転送するにはFromやSenderを書き換えないといけない。Mobiler(仮称)を使えば簡単にそれができる。フィルタを独立させて外部に持たせたおかげ。そうそう、おれの古いPHSでもメールを受け取れるようにしてくれるのも、コイツのおかげだよ(笑)。きゃらメールフィルタを書いたからな。というわけで、けっこう応用が効くことに自分でも驚いてたりして。やっぱ基本はメールだよなー。
■ 今月の雑誌
今月の雑誌。「CLUBMAN」はスポーツシングル特集。年に1、2回はこのネタだな、この雑誌。そのたびに喜んで読むおれもおれだが。SR以外にスポーツシングルをラインナップしている国産メーカーがない、という事実に愕然。やっぱ売らなければよかったよ、SRX4(I型)。美しいバイクであった。80年代、あれでNSR250やFZRを追っかけ回していた頃が懐かしい。いまだにあんなことやってたら命はなかったと思うけど。
「SFマガジン」はクラーク特集。みんな(本人も)クラークは宗教嫌いって言うけど、おれはそう思わないんだよな。「2001年」も「幼年期の終わり」も、人類が次の階梯にあがる話と要約できるが(乱暴)、どちらの場合も人類は自力ではい上がらない。かならず超越者の導きがあるのだ。「宇宙のランデブー」も、謎の異星人というよりは神様が送りたもうた箱船の話みたいだし。おれはそういうところに、クラークのキリスト教的世界観から抜け出しきれていない姿を見る。だからあまり好きじゃない。やっぱアンモラルなハインラインの方がお好みなのさ。ちなみに今月の最高傑作は野尻さんのかな。地味で、そして熱い。こういうのをSFと言うのだ。
いつも小田原の事務所から送ってくる「Software Design」と「UNIXマガジン」がまだ届かない。なにやってんだ、栢本〜。