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ただのにっき


1999-11-30(火) [長年日記]

さて。NECのPC-9801VX2を買ってから(さらに遡ると学生時代に研究室にあった無印98あたりから)、DOS、Windows 3.1、Windows NT 3.51、同4.0と個人利用のOSはMicrosoft製ばかり使って来た(IBM PC-DOSなんてのもあったけど)。当然次はCairoでしょ、と思ってたのに、それがWindows NT 5.0になりWindows 2000と名前を変えながらどんどん発売が延期され、ついに2000年まで出ないと知らされて完全に頭に来た。いまさらだが、Microsoftと決別すべき時が来たってことなんだろう。まぁ、ある種の血生臭いゲームで遊ぶという趣味があることから完全にWindowsプラットフォームから逃れるわけにはいかないが(Half Lifeの新作が出るのだよ。ぐふふ)、趣味のプログラミングやInternetアクセスを始めとする主要なPCの用途にはWindowsを使うのをやめよう。

ちょっと前まではSoftware Design誌上でおバカを振りまいている岩谷宏がLinuxを使っているから、という理由でFreeBSDをチョイスしていたのだが(いまも会社で使っている)、実は岩谷はLinuxコミュニティでもけっこうバカにされてることがわかったので(笑)、じゃあ次期主力OSはLinuxで行こうと思った。LinuxはFreeBSDと違ってこの先にさらにディストリビューションのチョイスが必要になるのだが、これは実はほとんど迷うことなくKondara MNU/Linuxに決めた。

名前がいかしてるとか、コミュニティの雰囲気がいいとか、後づけの理由はいくらでもあるのだけれど、代表のとほほるさんがおれの自作のWeb掲示板であるRuBBSを最初のリリースから使ってくれている関係で、なんとなくズルズルとはまってしまったから、というのが最大の理由かも知れない(笑)。まぁ、客観的に言えばLinuxド初心者がチョイスすべきディストリビューションではないとは思うんだけど、ま、PCは素人じゃないんだし、なんとかなるっしょ。

というわけで、思い立ったのは11月の始めごろなんだけど、Kondaraの発売は12/1の予定。snapshotをftpでGETするのも手だけど、CD-Rを焼く環境もないので、それまで予行練習として雑誌のおまけに付いて来たVine Linux 1.1を入れて遊んでおいた。

真新・コンダラ掲示板を見ていたら、発売前日なのにパッケージを入手したという知らせがあった。おおっ。読んだのが会社でよかったぜ。帰りに新横浜の文教堂で無事にGET。その後の売れ具合をみると、この日に買っておいたのは大正解でしょう。パッケージの裏面の開発環境のところには、egcsとgtk+に加えてわざわざRubyと書いてあるのを見て、ちょっと足が震えた。これもKondaraを選んだ理由の一つ。RubyはKondaraの公式(?)スクリプト言語だからね。

それにしてもこのパッケージ。誰がOSだと思うかね(笑)。家に帰ってさっそく開く。蓋を開けたところに「おまえも今日からコンダラーズだぐはぁ(吐血)」書かれているのを見て笑いころげる。やられた。ちなみに底蓋にも細工あり。いいねぇ、楽しくて。でも今日は時間がないのでインストールまでは進めず。明日の楽しみにしておこう。


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