2016-03-26(土) [長年日記]
■ OSS Gateワークショップ#2にメンターとして参加してきた
これを書いてるのは4月も5日になってからなので、だいぶ間があいてしまった……って前回も同じこと書いてる(笑)。OSS Gateには日記を書くのを遅らせるとか、そういう呪いでもあるのか(ないない)。
OSS Gateワークショップの2回目に、ふたたびメンターとして参加してきた。メンター足らんかもとか書いておいて、蓋をあけたらビギナー*1のドタキャンや無断欠席が続出して、メンターが大勢余ってしまった。やっぱあれだね、こういうコミュニティ活動でドタキャンが出ると主催者がすごく困るってことを身を持って知ってるか(メンター)、知らないか(ビギナー)という違いが出てるような気がするね。困るんですよ?
何が困るって、せっかく集まってもらった歴戦のメンターたちが手持ち無沙汰になってしまう*2。ということで、前回はビギナーだったけど今回からメンターやってみようと集まってくれた人たちのうち、希望者にもう一回ビギナーやってもらうことになった。自信がつくまで何回ビギナーやったっていいからね。
その後の流れは前回同様。おれが担当になった@knokmki612くんの作業ログによれば、なになに、とある大学の先生が2008年に公開してあった「twmの縦置きタイトルバー」パッチを、最新版に対応させて本家にとりこんでもらいたい、と。ふむふむ……(白目)。なんつー題材だ!!
そもそもXのWindow Managerのデバッグってどうやんの?*3 ……なんてテクニカルな話はあとにして、メンターとしては「まずそのパッチのライセンスを確認しよう」とか「アップストリームのリポジトリを探そう*4」「パッチの送り方を調べよう*5」みたいな最初に抑えるべきポイントをちゃんとサジェストするところから。他のメンターの協力もあって、そのへんは徐々にクリアになったので次はパッチの作成へ。
さすがに古いソフトだけあって、twmのソースはグローバル変数使いまくりのかなりヤバいシロモノで、最新のXでパッチをあてたtwmがログイン時に落ちる原因もそのグローバル変数が適切に初期化されていないっぽい、というあたりまでつきとめてタイムアウト。彼は帰宅後もちゃんと調査を進めて、ちゃんと動くパッチまでたどりつけたみたい。偉い!
とそんな感じで、10数年前にちょっと触ったことのある程度の化石のようなツールのソースを追いかけるのは、(余暇にやることとしては)存外に面白かったな。仕事ではやりたくないけど(笑)。次回は5月28日。参加者増やすためにちょっと施策をしてみようかなんて相談もしているので、そのあたりがもうちょっと改善できるといいなぁ。