2004-03-23(火) [長年日記]
■ Wiki: 「小人さん」
やった! ……と思ったが、>>406さんが言ってる「小人さん」は、壊れたPukiWikiを直してくれるホンモノ(?)の小人さんのことのような。うーん、yomoyomoさんの「小人さん撲滅運動(違)」の矢面に立たずに済むと思ったんだが(笑)。
その後のツッコミを見ると、最初に言ったわけじゃないけど広めたのはおれ、ということか……_| ̄|○ まぁ、Wiki以外の文脈でも「小人さん」という表現は以前からあったけどね……。
なんでこんなことを書いているかというと、yomoyomoさんのポジションペーパーの最後の方の話である。おれ的に解釈すると、「小人さん」という語感からは「ちょっとした修正はしてくれるけどドラスティックな改変はしてくれなさそう」というイメージを喚起してしまう、Wikiにおける「編集可能性」の側面を強調するには「小人さん」はちょっとそぐわない、ということだろうか。
まぁ、yomoyomoさんも日本人云々と書かれているように、自分のことを矮小化せずにはいられない多くの日本人にはよく似合った言葉だとは思う。ただ、「小人としての自覚」を持ってしまうと、大胆にはなりきれないかもね。かといって、代わりの言葉はなかなか思いつかないんだけど(自分は「(バイクの運転をするくらい)大胆な小人」だと思っているというのもあるが)。
でも、「小人さん」の一番の問題は、出版媒体には書けないという点ではないかと。あれ、でも『あ〜る』には書いてあったよな。文脈が明らかなら問題ないのか?
■ WebryBlog
BIGLOBEも(やっと)ウェブログ参入、というのはまぁ、どうでもいいのだけれど(各ウェブログのトップページがタイトル一覧だけというのは、ウェブログのスタイルを理解しているとは思えないけど)、「テーマレーダー」のアイコンにだけは「ぴくっ」としてしまったのはナイショ。
しかし、「ブーメランコメント」みたいな目新しい仕掛けが、ユーザ囲い込みのために内側に閉じているのはウェブログらしくなくて、もったいない。オープンな仕様で勝負して欲しいものだ。はてなダイアリーのキーワードAPIみたいに。
■ tDiary.Net: 第一サーバ移転開始
tDiary.Net運営日誌に書いたように、現在この日記が動作している通称「新第一サーバ」へのユーザ移転作業を始めることにした。といっても、週末まではまったく時間が取れそうにないので、早くても土曜か日曜開始、しかも全員一気にではなく、少しずつ様子を見ながら、という感じになりそう。
最近また夜間は重いので、これで解消されるといいんだけど。なお、旧第一には、S.P.C.のメンバを含む内輪の人たちと、アンテナ機能やサンプル、運営日誌を残すつもり。もしかするとこの日記も旧サーバに戻すかも知れない。あと、docs.tdiary.orgも旧第一で引き取らないとな。
小人さんの話(↓のI)
http://densyo.hp.infoseek.co.jp/kobito.htm
はグリム童話ですけれど,なにか問題が?
yomoyomoさんのポジションペーパーで「ただただし、確かにこうした呼び名が」となっています。「ただし」と「たださん」の2重の意味?
「小人 差別用語」で検索すれば、世の中にどんなアホな規制があるかよくわかります >こ〜りん
あの文には、きっとイロイロ深い意味が隠されているのです(笑) >なかじまさん
ああ,そういうことですか,
「あ〜る」の頃はまだ規制されてなかったのかな.
S.P.C.は居残りですか。新サーバに移転したら出戻ろうと思ってたんですけど。
2.4GHzを数百人と分け合うのと、500MHz×2を5人で分け合うのと、どっちがいい?(笑)
出版媒体に書けないということはありませんよ。『結城浩のWiki入門』でもしっかり「小人さん」と書きました。索引にも登場します。
ちなみに『改訂版Java言語プログラミングレッスン』にも「小人さん」は別の文脈(スレッドの擬人化)で登場します。
もう一度,元のお話を読み返すと,裁断しただけの材料から,靴を仕上げてくれる,というのはかなり「ドラスティックな改変」な気もしてきました.
うーん(笑)単に1.5系が使いたかっただけなんですけどね。
もちろん、旧第一も1.5系にするさ
こ〜りんさんのツッコミを見てはっと気がついた。ポイントは「改変の量」ではなくて「あるべき姿を察知してそこに向かう」という姿勢なのかもしれない。Wikiでいえば、自分の主張を行うのではなく、このページ・このWikiサイトならばこういう形にすすむべき、という方向に向かうような改変を行うことなのかも。…って私は朝から何一人で盛り上がっているのだ?(^_^;
小人さん問題というのはなんだかとても本質的なことを問題にしているような気がするのだが、どこがどう本質的なのかがよくわからなくてもどかしい(面白い)。