2022-10-01(土) [長年日記]
■ 美笹深宇宙探査用地上局特別公開へ行ってきた
美笹深宇宙探査用地上局*1の特別公開があるというのので抽選に申し込んだのが9月のこと。その後倍率3倍以上みたいな話も聞こえてきて、まぁ無理だろうと思っていたら午後の部にあたってしまった。
バイクを手放してからすっかりアンテナを訪ね歩くこともできなくなっていたけど、これは行かねばなりません。四輪で。どうせ佐久市に行くなら臼田64mにも寄らねばならんので、朝6時に出発。
今週は3日も物理出社していたのでだいぶ疲れていたし、無理せずSAのたびに休憩しながら走っていたら、臼田に着いたのは昼近くになっていた。いつぶりだろう、作りかけの美笹を見に行った2018年以来か。ご無沙汰しております、あいかわらずお美しい。
今回、いつものようにデジイチ持って行ったけど、Pixel5aの広角カメラが歪みはあるものの周辺の雰囲気まで写し取ってくれていい感じなのに気づいた。いつものレンズだと(敷地が十分広くないこともあって)けっこうギリギリだもんなぁ。広角レンズ欲しい……。
そんなこんなでいい時間になったので美笹へGO。ちなみに最短距離を結ぶ林道は、今日の客が美笹→臼田へ移動することを見越して一方通行にされていたので、国道まで出てぐるっと回るのでけっこう時間がかかる。まぁ、走りなれた道である。
正門を通りすぎて普通に見学者用駐車場に入れてから向かったら、敷地内に今日のイベント用の駐車場ができていてがっくり。まぁ、どっちにしろ敷地外に出ないと引きの写真は撮れないからいいんだけどさ。
実際に運用されている美笹54m、臼田と違って背面が覆われているから無骨さが失われているんだけど、主鏡の温度管理のために中でファンが回っているから、けっこうな音が出る。主鏡側面はその排気用のパンチングメタルで覆われていたり。Az軸には雪よけのカバーがついていて車輪が見えなくなってるとか、臼田が巨大建造物っぽいとすると、美笹はマシーンっぽさが強いな。現代のアンテナって感じだ。
なんといっても「新品」はいいわー。白いペイントも染みひとつないし、キャットウォークや階段も金属光沢が残ってる。こんな大きな新型アンテナを(予算とって)作ってくれてほんま、JAXAのみなさん、ありがとうございます。
屋外講演会を片耳で聞きつつ、1Hほど滞在して離脱。帰りもゆっくり関越道を走って帰った。さすがに軽で500kmは疲れるね……。戦利品は、両アンテナのアンテナカードと、クリアファイル。両面に「USUDA64」「MISASA54」と書かれたクリアファイル、これはなかなか良いものでは?
*1 長い。宇宙クラスタ内だと「みさささん」で通るのに。なお、個人的に美笹は若い(?)ので「みささちゃん」と呼んでいる。