ただのにっき
2021-08-22(日) [長年日記]
■ 庭のオリーブがオリーブアナアキゾウムシにやられた
しばらく前から庭に植えたオリーブに枯れ枝が目立ち始めて、何かの病気かと思って枝葉に薬をまいたり、枝を切ったりしていたんだがぜんぜん回復せず悩んでいたんだけど、こないだかみさんがこんなリンクとともに「根元に穴がたくさんあいてるからオリーブアナアキゾウムシじゃないか」と指摘したのでやっと犯人がわかった。
わかってみれば調べもつくというもので、オリーブの病害虫といえばコレというくらいにメジャーな存在だと知った。知識がないというのは怖いなぁ。
オリーブの名を冠している以上、オリーブにくっついて一緒に侵入しきた外来種かと思いきや、実は日本の在来種で、輸入されてきたオリーブを後天的に大好物にしてしまったとか、生態的にはめっちゃ面白い昆虫なんだけど、自分ちの庭のことなのでそうも言っていられない。
上のリンクは無農薬栽培オリーブ農家のものなので、人力でコツコツと退治する方法を教えてくれるんだけど、もう根元がだいぶ広範囲にやられているうちの樹は呑気にやってる暇はない。よく観察すると複数の成虫が発見できるくらいには末期なので、ガツンと農薬で対処することにした。
住友化学園芸
¥378
スミチオン。オリーブアナアキゾウムシにはこれしかないと言われているのでホームセンターで買ってきたんだが、この虫に対しては通常1000~2000倍に希釈して使うこの薬剤を、なんとたったの50倍希釈で使えという。劇薬やんけ。オリーブアナアキゾウムシ、どんだけやべぇヤツなの……。
人間でも危険な濃度じゃん怖いなぁとビビりつつ、スプレーで樹の根元から数10cmくらい上までに噴霧すると、下生えに隠れていた*1成虫がわらわらとあぶりだされてきて*2「もうダメだ……」という気分になる。が、この薬剤は樹皮に浸み込んで幼虫を殺すはずなので、あとは効くのを祈るしかない。というか効いてくれ。枯れた樹木の切り株を掘り起こす重労働は、もうやりたくない(笑)。