ただのにっき
2020-01-16(木) [長年日記]
■ PASMOポイント還元(第1回)を受け取ってきた
消費税10%導入時のショックを和らげるために同時に始まった期間限定のキャッシュレスポイント還元事業、まるでバカバカしい施策ながら、たいした手間がないならもらうだけもらっておこうと思い、事前登録が必要なPASMOなんかもちゃんと登録しておいた。そもそも最近はほぼ現金を使わない生活になっていて、もっぱらPASMOとクレジットカードでしか買い物をしないのでね。
で、他の事業者はその場でポイント分を割り引いてくれたり、あとからオンラインで自動入金してくれるんだけど、PASMOだけは期間中3回にわけて配布される、それも特定の駅窓口まで取りに来いというオペレーション。いまだにスマホにも入れられないPASMO、そうとうIT化が遅れているとは聞いていたが、そこまでとは……というかキャッシュレスなのにIT化が遅れてるとはどういうことなのか?(地獄への入口を覗き込んでる気分)
で、まずは先週、通勤経路上にある小田急の駅に行ってみたら、駅員が紙を出してきてこれに記入しろと言うわけ:
- PASMO ID (英数字12桁)
- ポイント引換番号 (英数字10桁)
- 確定ポイント (260円)
手書きで!?
この段階でけっこう引くわけだが、これを書いたら列に並べという。列には(おそらく)いまだに定期券を自販機で買えない人々がずらっと並んでいるわけです。何時間待たす気だよ……。
たかだか260円のためにこんな苦行に参加する根気はないので、悪態とともにその場を去ったのだが、よく考えればこの地獄を編み出したのは「PASMOのIT化」を遅らせた連中なわけで、窓口の駅員さんはなにも悪くないのだった。ごめんね。
その後、別の路線ではQRコードを読ませるだけですぐ手続きが済むという情報を聞き、今日になって東京メトロの窓口に再チャレンジ。たしかにここではPASMOカードを渡して、引換番号を駅員に見せるだけで手続きが進んだ……が、引換番号は手書きで写されたし、PASMO IDと金額も目視で確認しているようだった。地獄のオペレーションが客から駅員に移っただけやんけ! QRコードの出番は!?
まったく、ひどい世の中である。これをあと2回やるの? なんか申し訳ないなぁ(と思わせてポイント還元そのものを諦めさせる作戦だろうか)。
なお↑の情報はAndroidのICカードリーダー by マネーフォワードを利用。交通費精算とかで便利に使わせてもらってます。マネフォのユーザじゃないんだけど(笑)。