ただのにっき
2019-06-30(日) [長年日記]
■ THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!! Fairy Station DAY2ライブビューイングへ行ってきた
もちろん昨日のDAY1にも行ったのだけど、こっちにまとめて書いてしまおう。いずれもバルト9でのLVなんだけど、DAY1は先行抽選に外れてしまって一般で入手。最近e-plusはボット排除に成功したので、一般でもけっこう取れる。とはいえ席は最後列の端という相当レベルの「ハズレ」なんだけど。今日はわさますの4人で。とはいえ端の方だが。
D/Zeal
ライブで盛り上がれそうな曲の少ないFairyのこと、ラストユニットはJPPBしかありえないので、じゃあD/Zealはトップバッターでしょう。とはいえ、Angel、Princessときた「765ASのカバーを1、2曲挟む」という構成を予想するのがとてもむずかしい。このユニットに関して言えば、コンテクストに合う曲が皆無なのだ。
スタートはもちろん「ハーモニクス」。D/Zealの衣装はけっこうエロいので、このまま再現することはないだろうと思ったら、ころあずの方はほとんどそのまんまで仰天した。いや……エロいわ。でもD/Zealはロックバンドなので、もちろんこれが良い。フレアミニスカートと足し布が、ターンするとふわっと広がって美しい。照明と青と赤で分断されていて、スクリーンの映像がとても奥行きのあるセット風なので、ライブハウスっぽさがとても出ている。「ハーモニクス」の完成度も上がっていて、期待感は否応なしにぶちあがる。
暗転のまましばらくするとステージ上にはギターを持った愛美。なにをするのかと思ったら、まさかの「流星群」デュオ! そうきたか。続く3曲目には「SING MY SONG」。つまりこれは「D/Zealの単独ライブ」なのだ。そうだよなー、この雰囲気を出そうと思ったらカバーじゃダメだ。互いのソロを演る。カンペキじゃないか。しかも「SING MY SONG」はアコギ1本である。椅子に座ったころあずがそっとイヤモニを外したときはゾゾゾっと鳥肌が立ったよ。
そしてラスト「餞の鳥」、みごとなハーモニー。「SING MY SONG」からひき続き、客席は誰も立ち上がらない。スクリーンには白い羽が舞う中、一枚だけ青い羽が混じる。もちろん(劇中で静香の他界した姉でありジュリアのバンドのボーカルである)千早の青だ。くーーーーーっ、パーフェクト。
ランティス
¥1,228
夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-
さて、2曲続けて座っていたので「さぁ立つか」と思ったらスクリーン(緞帳的なものが映っている)に「着席してご鑑賞ください」との表示。おおっ、きたか。これまで2度ほど上演されている夜想令嬢、だんだんと演劇度が上がってきているので、今回はもう本格的なミュージカル演出をするしかないと予想していたが、想像以上に本格的にやるっぽい。幕があくとスクリーンには古城、ステージの段差をうまく使った場面構成が上手い。
実際、CD収録のドラマの美味しいところをうまくつまんで「昏き星、遠い月 」「Everlasting」をつなげた構成が見事なんだけど、すごいのが否応なしに流れる曲に合わせてセリフで尺調整しているところ。これ「ØωØver!!」でよくやってたヤツだ(笑)。そうとうな練習量が伺えます。声優さんもたいへんだ。
ゆきよの少年っぽさ、立花子の悪女っぽさが光っていたけど、個人的には野村の纏う雰囲気がとても良かった。メイクや巻き髪が醸し出す「舞台演劇っぽさ」がうまくマッチしてるだけじゃなく、立ち居振る舞いがいいんだなぁ。ライブでは毎度誰かが化けるものだけど、今回はまず野村が化けた。
ラストはカーテンコールを模した演出で〆。MCで役を降りることなくフィニッシュしてしまった。しかもカバーなしの2曲だけだ。もちろん劇の雰囲気的にこれは大正解。てことはのこり2ユニットのどちらかが4曲演ることになるわけだが……。
B077ZCTV7G
EScape
なぜか光る衣装が大好きなんだけど、ピコプラに続いてEScapeの衣装も(ゲームでは)光っていたので超期待していたんだけどさ、どういうわけかDAY1ではちょっとしか光らなくてがっくり。が、DAY2ではしっかりピカピカしていた。故障だったのか。DAY1しか観てない人、ご愁傷様です。最高にピカピカしていたぜ!(わりとこれだけで満足してる)
EScapeのステージはリリイベ以来。「Melty Fantasia」ではなく「I.D ~EScape from Utopia」から。この曲のダンスが大好きで(しかもピカピカしてるので)とても良い。
で、カバーは何かなと思ったらなんと「Mythmaker」!! これは驚いた。しかしテーマはぴったりだ、まさしくmythをmakeする話だし。DAY2ではスクリーンから降ってきた光が衣装に移って、3人それぞれに命を宿すような演出もあって雰囲気ばっちり。……とはいえ「Vo力団」とさえ呼ばれるミリオンの歌姫3人をもってしても、あずささん一人にはかなわないのだなぁということがあからさまにわかってしまってつらい面もある。とくに終盤の高域がだいぶキツそうで、DAY1よりDAY2の方が良かったとは思うが、それでも声量を保ったままあの高域を出すには至っていなかった*1。もちろん3人ともまだ若いので、ますます先が楽しみというのもある。
で、最後は「Melty Fantasia」で〆かな……と思って気を抜いたらなんと、そのあとに4曲目の「LOST」。やられた。これもテーマにぴったりで、順番も含めEScapeのストーリーをみごとになぞっていて素晴らしい。おまけに曲の最後、3人はステージ中央に集まって寝そべり始めたのを見て、またまた「ゾワっ」となった。もちろんジャケットの再現である。これのためだけにカメラ1台用意して、真上からの映像を撮るなんてバカじゃねーの!!(歓喜)
B07BBVSSQX
Jelly PoP Beans
実のところ、いちばん「面白かった」のはJPPBかも知れない。Fairyで唯一、明るく楽しいステージだったのは間違いないのだけど、ちょっとカオスなところが特に。そのカオスの源泉が中村温姫(ロコ)なのだ。
とくにDAY2「ART NEEDS HEART BEATS」の早口パート、残るメンバ3人の名前を入れたのが完全にサプライズで、びっくりした桃子たちが歌い終わりにロコに詰め寄るリアリティよ*2。「ロコをユニットのリーダーにする」というリスク(笑)がちゃんと現実化してるのがすごい。すごいんですよ、だってステージにいるのはロコじゃなくて温姫なんだもん。温姫がロコとして振る舞う意味を考え抜いて、そのままやらせなしで行動し、それをそのままメンバが受け入れて、独断専行しがちなリーダーのフォローをする気満々なわけです。すごくないですか。
アイマスのライブがただの音楽コンサートではなく、一種の演劇だということを、頭では理解していたけど、これほど実感したのは初めてかも知れない。それくらい、今回のJPPBのステージには感動したよ。こういう「仕込んだ演出」ではないところで現実が綻んでバーチャル世界がはみ出てきてしまうの、最高に楽しい。
ランティス
¥1,400
さて、後半パートも楽しかったのだけど、もう記憶があやふやになってきてるな(これを書いているのは10日後である。日記溜まりすぎ)。個人的にテンション爆上がりになったのは「Decided」。だって「しずしほ」ですよ。とくに静香はD/Zealとの対比という意味で反発しあうことの多い志保とのデュオがあるのはすごく面白い。天ちゃんも素晴らしかった。
あとは終盤「Raise the FLAG」「侠気乱舞」の畳み掛けね。RtFはサジタリアス揃い踏み、侠気乱舞は魔王と村人A*3の乱入という。あとは……「ローリング△さんかく」で客席の△がゲームより増えてた(笑)。
本当は「UNION!!」の代わりに2周年曲である「Flyers!!!」を演って欲しかったんだけど(かなり好きなので)、これは9月のUNI-ON@IR!!!! SPECIAL待ちかなぁ。
そう、SSAでの追加公演が発表されたのである。「UNI-ON@IR!!!!」の「!」がなぜか4つあるとか、そもそも首都圏での公演がないなど不自然なところが多く、予想されていた流れではあるんだが、これまでの全ユニットに加えてマイティセーラー/ジェネシスやTHE@TER BOOSTからのユニットがゲスト出演と聞いて、今から期待が高まっている。9月にSSAを押さえられるんならシンデレラにまわしてくれよと思わなくもないけど(笑)。
外に出るとけっこう涼しい……というか寒いくらいで、博多にちなんだ食事ということでいつもの店でモツ鍋など。そういえば、MCで食べ物の話が出たのは仙台だけだったのでは? もちょめ。