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ただのにっき

2018-06-16(土) [長年日記]

REALFORCE R2 PFU Limited Editionを借りている

ひょんなことから先日発表になったREALFORCE R2 PFU Limited Editionを借りられることになったので、さっそく自宅で使っている。

この日記を「テンキー」とかで検索するとわかるけど(というかこの日記をつけ始める前からそうなんだけど)、おれはテンキーだけがないフルキーボードをずっと愛用していて、昔は富士通のFKB8744、その後REALFORCEからテンキーレスモデルが出て(2003年ごろ?)から今までREALFORCEを愛用している。HHKBもあこがれる存在なんだけど、あれはちょっと「やりすぎ」なんだよね。テンキーをカットするくらいがちょうどいい。

とはいっても頑丈で壊れるものでもないから、自宅用をPS/2版→USB版に買い替えた他は職場用に静音モデルを買い足して(あとなぜかかみさんもREALFORCE)、それ以降は買ってない。R2 PFU Limitedはひさびさに触れる新型だ。

というわけで比較対象は職場で使っている以前の静音モデルになると思うんだけど、ちょっと叩いただけでも格段に静かなのがわかる。極端だけど軽やかで「さらさらさら〜」って感じの打鍵音。これは静寂な環境ではかなりのメリットだなぁ。PFUモデルの特色は荷重設定が45gなところだけど、前の静音モデルはキーによって荷重の異なる変荷重でこれが実によく調教されているから、さほど感銘は受けない。ただ、個人的には重すぎず軽すぎずで、ちょいどいい感触はある。

ルックスはとても良い。今風の狭額縁で筐体やキートップのエッジが立っているから、すごく高級感が出ていて、所有欲が満たされますねぇ、これは。PFUモデルは銘板がカーボン風なのも男の子心をくすぐります。好き。

もうひとつのおもしろフィーチャーがAPCで、キーがONになる深さを3段階に調整できる。しかも専用ソフト*1を使うとキーごとに別の設定ができる。ってやりすぎだろ(笑)。……と思って全キーを一番浅い1.5mmに設定して満足していたんだけど、右側の特殊キーのいくつかが妙に敏感で誤入力が多いことに気づいたので、そこだけ重めの設定にした。まさか役に立つとは……。なお自分、メインキーは2.2mmにするだけで入力が認識されなくなるくらいには打鍵力がないようです*2

そんな感じでかなり満足しているんだけど、ひとつだけ重大な問題がある。スペースバーの大きさが、R2から大型化したのだ。JISキーボードへの批判の多くが「スペースバーが小さすぎる」ということから、こういう「改善」をしたのだと思うが、いままで英語キーボードを愛用してた人たちはその程度の変更で日本語キーボードに乗り換えるわけがないので、ここは変えて欲しくなかったなぁ。こっちはもう十数年にわたって小さいスペースバーに順応しているんだから、ここが変わるとタイピングできなくなるんだよ*3

とはいえ慣れないことには利用できないので、しばらくタイピングが遅くなるのを覚悟の上で使ってみるけど。ただ、職場と自宅でスペースバーの異なるキーボードを使い分けるのは厳しいので、職場の古い方のキーをリマップして似たような状態を作ることにした。具体的には変換キーをスペースにして、隣のかなキーを変換キーにする。これでおおむね近い配置になる。

東プレ REALFORCE R2 テンキーレス「PFU Limited Edition」日本語配列 (ブラック)
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東プレ
(no price)

追記

スクエアなデザインになったので、ひょっとして……と思って真っ平らな上辺を下にしてみたら自立した。これ、邪魔になったときにスマートによけておけるからとてもいい。意図したものかどうかはわからないけど、ただのルックス向上じゃなくて実用性がある改善は良い。

*1 残念ながらWindows専用です。

*2 あと、キーの深さを調整するためのスペーサーが付属しているんだけど、全キーを外さないといけないのでこれはまた後日試す(かも)。

*3 同様の意見はけっこう見かける。自分は変換キーでIME ON、無変換キーでIME OFFにしているので、日本語の文章を打つときはこれらを多用する(スペースの入力よりはるかに多く)。これらが押しづらくなるのはタイピング速度にかなり致命的な低下をもたらす。