ただのにっき
2017-03-03(金) [長年日記]
■ 熱海へ行ったら若者であふれていてびっくりした
結婚記念日だし、最近あまりでかけてないしということで、休暇をとって熱海へ行ってきた。まずは今年リニューアルしたというMOA美術館へ。海岸からナビにしたがって山を登って行ったら、案内と違う方角に看板が出ていたので、そっちへそっちへと向かったら、美術館の下にある世界救世教の施設と合体した裏口っぽいところについた。主に大型バスが着くところらしい。なるほど。
運転する区間は短くていいが、駐車場は狭いし、ここから延々とエスカレータを登っていくので、自家用車で来る客が積極的に使うような入り口ではなさそう。長くて立派なエスカレータは楽しかったけどね。
紅白梅図屏風はじめ、国宝・重文入り乱れての豪奢な展示であいかわらずすばらしい。とはいえどのへんがリニューアルされたのかイマイチよくわからなかったんだけど(笑)。展示品がずらっと並んだ細長い畳に、切れ目がないことにかみさんが気づいたんだけど、あれがリニューアルの一環なのかも知れない。なんかマテリアルがどうとか書いてあったし。
MOAの一番ダメなところは山の上にあるくせに食事のできる場所が少なすぎることで、平日なのにどこも大行列だったから、しょうがないので熱海駅まで降りてなにか食べようということになった。
道はそんなに混んでないし、立派な駅ビルに建て替わった駅前の駐車場に止められたんだけど、なんか人が多いの。それも若者ばっかり。「え、なに、いま熱海流行ってんの?」みたいな感じでびっくりしたんだけど、そういえば去年「“さびれた温泉地”「熱海」が生まれ変わった 若者に人気の秘密とは」という記事を読んだのを思い出した。あのときは「またまた話盛っちゃって、ステマかよ」と思ったんだけど、本当だったのか。
商店街のリーズナブルな寿司屋でランチにしたら、そこも若者でいっぱいで、というかむしろおれらの世代がぜんぜんいない(美術館にはいっぱいいた)、どうも電車で来る若者と、車で来る年寄りで訪問する場所が断絶してるっぽい。おれらからすると熱海なんて「滅び行く街」だったのに、むしろそういう昭和レトロな町並みがウケてるらしくて、面白いなぁ。
とはいえ、そのあと少し下ったところにある日帰り温泉(大月ホテル和風館)に入ったら、みごとに昭和レトロな卓球場があったけど、肝心の風呂の方はガラガラで、どのへんに若者のツボがあるのかわからずじまいなのであった。
駅にもどって杉養蜂園が経営している店でソフトクリーム(蜂蜜が入っていてうまい)を食べてから帰宅。