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ただのにっき

2016-09-03(土) [長年日記]

シンデレラガールズ4thライブ神戸Day1のライブビューイングに行ってきた

正式名称「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」の「Starlight Castle」の一日目。長い。

今回のライブチケットはほんとうに散々で、来月のSSAも含め4日間もあるにもかかわらず、わさます内でほんの数枚しか当たらなかった。シンデレラ、勢いあるのはいいけど、チケット難民多すぎや。一方LVはというと、聖地バルト9のチケットがかなり当たって、今日は8人がバルト9に集まった。噂によるとバルト9だけで3スクリーン、1000人ものプロデューサーを集めたそうで、そりゃ当たるわ。だったら幕張あたりにサテライト会場作ったほうがよかったんじゃねーの、なんて話をしていた。マジでそういう規模だよなぁ。

現地では前日からまたもや課金城が建築され*1、こんどの課金城は中に入れて(?)、一周年記念MVが上映され(??)、屋上(???)にはぴにゃこら太と黒いぴにゃこら太が登場するなどしている。こういう、いい意味でくだらない方向に資金を投入するデレマス運営、ほんと好きよ。

そう、今日はちょうどデレステ一周年記念日。直前から数々のイベントが始まり、ライブ開演の2時間前には2着目の衣装が配信され、それはもう、大盛り上がりである。おかげで忙しいのなんの。ポケGO起動してる暇もない(笑)。スクショは新衣装を着たみくにゃん。すばらしい。さすがの杏仁豆腐クオリティ。言うまでもなく、今日のライブでキャストがまとうのもこの衣装である。

詳しくは安心と信頼の中里キリレポートを参照:

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story(初回限定生産)[Blu-ray]
シンデレラガールズ
日本コロムビア
¥14,800

ステージにもこれまた立派な城が建っていて、しかもプロローグではプロジェクションマッピング(風)のライトアップで高級感マシマシ。今回は3rdから登場した高詳細なスクリーンが横方向に5枚並べてあって、そうとう金かかってるで、これ。

5枚のスクリーンをみて、ピンとくる人はすぐにこれとデレステの5人ユニットとの対比に気づいたと思うが、つまりそういうことだ。今回はデレステの3Dアイドルがそれぞれのスクリーンに登場する。アイマスのライブでは原則として映像にキャラは登場しない。個人的にはこれはすごく正しいと思っていて、なぜならキャラは演者に重なって、もしくは背後や横に並んで登場することを観客が幻視するべきものだからだ。

とはいえシンデレラに登場する200人近いアイドルが現実のライブに登場するのを待っていたらPの寿命が尽きてしまうので、これはなかなか悪くないアイデアだと思う。少なくともキャストの担当キャラが同時に登場するような愚は犯していなかった*2。なにより「誰がスクリーンに登場するか」が楽しみになるようになっていて、ウサミンの両脇には亜利沙と美羽(うさぎつながり)とか、なつ姉のとなりにニナチャーンがいるのを見てニヤニヤしたりという。

一方、ライブ自体はかなりオーソドックスで、ソロ曲を何曲か続けてユニット曲で〆るブロックをMCでつなげる構成。ストーリー性を強調した3rdとはだいぶ趣が異なるが、20人以下という近年ではかなり小規模なこともあって、これはこれでキャスト陣のパーソナリティが表れてよかった。というかすごく良かった。シンデレラのライブは毎回趣向がちがってどれも楽しくてなぁ、優劣とか付けられないんだわ。

あとはダラダラと思い出を並べる。

「おねシン」で始まらないライブ、というだけでいつもと違う気分になれる。そのあと3rd同様、曲中のキャプションでキャスト紹介を兼ねる「ゴキパ」。そういえば、周年ライブではニュージェネが揃っていない珍しいメンバ構成だけど、はっしーはもちろんセンターで、でもMCでいきなりトチったり、あからさまにプロンプを見つめたり、ちょっと集中してない感じ(伏線です)。

そんなはっしーも、もちろん歌はいつもどおり素晴らしいのだけど。というか、今回はいきなり冒頭の3人がすごかった。はっしーはいつもにも増した輝くような笑顔*3、津田ちゃんはかわいいという概念を具象化したような存在だったし、牧野さんは触れるとヤバいアイドルそのものだった。とにかくこの3人は公演中、ひたすら目を奪い続けていた。

といいつつ、今回のMVPはるるきゃんにあげたいのです。あいかわらず歌はあんまり上手くないんだけど(笑)、他の要素がそれを完全に覆い隠してしまうくらい変貌していた。「TOKIMEKI」でかわいく、「Tulip」はセンターでセクシーかつカッコよく、「きみにいっぱい☆」でパッション全開。すごく真面目で努力家だし、最近仕事の幅が広がって、そこから得たものをぜんぶこのステージに投入してた感じ。とにかく「視線を奪う」存在になってた。これからも楽しみ。

歌が上手いといえば「生存本能ヴァルキュリア」で「生き残れ~」のパートを担当した千菅さん*4、あまりに豊かで迫力のある声に、まるでレーザーで撃ちぬかれたような衝撃。打ちのめされた。いやー、上手い人だとは聞いていたけど、なるほど、たしかに松永涼を任せるならこの人だ。歌える声優はアイマスがほとんど刈り取ってしまったんじゃないかと思ってたけど、まだこんな人が残ってたのか。すげーわ。

そしてその千菅さんを含む5人中4人がそろったユニット「炎陣」。ぽっかりあいたセンターになつきちの映像を映しての「純情Midnight伝説」はあとひとり揃えばなぁとちょっと残念で「すん……」って気分になりつつ楽しんでいたら、後半からなつきちに代わってやすきち本人登場、サプライズゲストですよ。ヤラレターーー!!! いやー、死んだわ。やってくれる。そのあとの「Rockin' Emotion」まで炎陣のままで披露して、これはご褒美ですわ。

そんなわけで炎陣は今日、だいぶ優遇されていた感じなのだけど、残るはらぼう、金子さん、村中さんも存在感ありありで、炎陣はイロモノっぽいくせにいいユニットだなぁ。はらぼうは誰よりも大きく口をあけ、振りもやたらと大きくて、いかにして「たくみんになるか」を追求していたのがよかったし、それでいて当人はすごく気配りのできる人でユニットのまとめ役としても大活躍だったという印象。あと金子さん(まゆぽよ)好き。りなぽよやってくれてありがとう。

残る新顔は……みつやすか! いままでニコ生とかでは何度か見ていて、ちゃんとメガネにこだわって上条らしさを追求してるけど、どこかピンときてなかったのだ。が、いやー、衣装着てアイドルになるとぜんぜん印象違うのね、びっくりした。すばらしく上条だったし、ちゃんとアイドルになってた。今日はあんまり見せ場がなかったけど(おもに炎陣のせい[笑])、SSAでは爪痕残して欲しい。

そんなわけで「BEYOND THE STARLIGHT」~「おねシン」で終演。いまデレステで行われてるイベントがLIVE Grooveでアンコール曲が「BEYOND THE STARLIGHT」なのは狙ってのことなのかな、いいね。今日は3時間くらい? いや、この人数なら適正か。どうも5時間ライブに慣れてしまって、短いと不安になるな(笑)。


神戸の名物って神戸牛とゴーフルくらいしかないんだけど、打上げどうしようと悩んでいやら、最後の挨拶でやすきちが「プロデューサー、打上げは焼肉だよな!」って言ったので、必然的に焼肉になった(笑)。いつもの島津で、(ライブじゃなくてシン・ゴジラを観てきた一人を加えて)9人で打上げ。明日も楽しむよぉ~。

Tags: idolm@ster

*1 公式には「Cygamesによるフラワースタンド」だが、もはや公式以外は誰もフラスタとは呼ばない。

*2 実は前回、3rdライブではメドレーコーナーでこの禁を破っている。今回はそれを反省(?)したのではないかと勘ぐっている。また、ゆきんこの替え玉として杏が登場したのには笑ったが、その間ゆきんこはステージに伏せてライトも消えているのでセーフ。

*3 LVではやたらと笑顔のはっしーのアップが映ったので、あれはきっと「はっしーカメラ」があったに違いない。

*4 翌週のデレラジ☆で愛称「ちっすー」が演者間で広まっていることが判明したのでアイマスではこの名で呼ばれることになるだろう。