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ただのにっき

2016-04-23(土) [長年日記]

アイマスが「ソーシャルゲーム」になったぞ

いまさら何を言ってるんだというタイトルですが、ちょっと待ってくださいな。

もともと「ソーシャルゲーム」の「ソーシャル」はプラットフォームがFacebookなどのSNSだったことから来ているだけで、そのゲームシステムに社会性があったからではない。そういう予備知識なしで「いわゆる」ソシャゲをプレイすると「どこがソーシャルなの?」って疑問を抱くことになる。という話は2012年ごろにちょっと書いた。アイマスの、シンデレラガールズ(モバマス)もミリオンライブ(ミリマス)も、モバゲーとGREEというSNSをプラットフォームにしているだけで、本質的な意味ではぜんぜん「ソーシャル」ではない。

ところが、最近ミリマスで始まった次のCDシリーズに収録されるドラマパートの出演アイドルを決めるプレイヤー参加の投票が、どうも「本来の意味でソーシャルっぽい」展開を見せているのだ。これはもしかすると革命かも知れない*1

投票で順位を決めるってヤツはモバマスのシンデレラガール総選挙がすでにあって、いまも第5回が投票受付中だけど(今回は森久保乃々に全部ツッコんでおります)、これは単にCD化とボイス付きを決めるための得票によるランク付けで、しかも課金額に応じた傾斜もあるから、いつものように札束で殴りあう殺伐とした空間だ。

だがミリマスのこのイベント、3つのジャンルにそれぞれ5つの配役で合計15役。つまり同じアイドルを推していても15通りの選択肢がある。おまけに対象は765ASを除いたいわゆるシアター組の37人なので、765ASの13人を推しているPたちは最初から浮動票扱いだ。つまり、同じアイドルを担当しているPたちの間で投票先を集約し、浮動票をうまく集めなければ勝てない。

各々のアイドルの話をするためにゲーム内には以前からコンベンションセンターなる掲示板が用意されていたのだけど、これまでは雑談くらいでしか使いみちがなかったし、おおむねまったりした空気が流れていたのに、このイベントのおかげで一気に作戦司令室みたいな雰囲気に変わってしまった。しかもオープンな掲示板なので、作戦はライバルにも筒抜けである。

そのコンベンションセンターが、各アイドルの色が出ていて実に面白い。いち早く「村人A」の役をとりにいくことで結束を固めて勝負を決めたロコのPたちはなんだか得体の知れない集合意識みたいだし、わが北沢志保陣営のPたちは頑なな一匹狼が集まっててなかなか意見が固まらないし、その志保と「用心棒」役を競っているのり子のPたちはとにかくノリがいい。まさかPたちがこんなにも担当アイドルに似ているなんて思わなかったよ(笑)。

杏奈と百合子は数十票差を保ったままものすごい得票数で抜きつ抜かれつしているし、規模は違えど同様の接近戦は各所でみられるので、早々に脱落したアイドルのPたちはそのまま浮動票となって、戦場にカオスを追加する。

そんなわけでえらく盛り上がってるわけだが、ね、これぞ「ソーシャル(社会)ゲーム」じゃない? 何年もソシャゲをやってるけど、こんなにも社会性を感じたことはなかったよ。というか、アイドルをプロデュースしてる実感がすごくある。

今回の企画では、毎日ログインして、定期イベントにあるていど真面目に参加していれば全員が100票得られるという意味で格差もなければ課金要素もないんだけど、うまくマネタイズできれば今後のミリマスの売りになると思うなー。いや、これが魅力を伝える力になってプレイヤーが増えるなら、単体でマネタイズする必要はないかも。ミリマスの魅力は確実にあがったと思うし。

やっぱあれだよ、みんなちゃんとアイドルをプロデュースしたかったということじゃないかね。ソシャゲだって、アイマスなんだもんな。

追記: この件に関する参考エントリ:

Tags: idolm@ster

*1 し、たんにおれが無知で過去に事例が存在するかも知れない。