ただのにっき
2015-11-30(月) [長年日記]
■ Web日記をつけはじめて16年
たいして切りのいい数字でもないし(16進法的にはいいかも知れない)、この先も淡々と続いていくのだろうが、それにしてもこの一週間、アイマスのことしか書いてないじゃないか(笑)。こんなことがあろうとは、16年前には予想だにしてなかったな。
今年は10周年に加えてシンデレラのアニメもあったし、新しいゲームも出たしでたいへんだったしなー。来年はちょっとペースダウンしてくれないと、財布の軽さに耐えられん。
あと、いつもはこの時期にはグラコロばっかり食べてるはずなんだけど、今年はまだ始まっていない。やはり暖冬の年は遅めなのか。
■ 「ガールズ&パンツァー劇場版」を観てきた
(2日間で10時間におよぶような)ライブの翌日は休むに限るのです。とはいえ家でだらだらとTwitterを眺めて、演者や参加者の感想読んでてもしょうがないので(いや、それも楽しいのだけど)、午後から出かけてすこぶる評判のいいガルパンをみた。TVシリーズは観たことないけど大丈夫って言われたので……。あと、昨日不足していた渕上成分を補給するため*1。
実際、映画の冒頭で3分使って概要を教えてくれる親切設計(笑)だし、それだけでなくシンプルで目標に向かって脇目もふらないシナリオが素晴らしいので、たしかに予備知識ゼロでも十分楽しめた。「よけいなことをしない」というか「無駄に欲張らない」シナリオって、2時間程度のエンターテイメント映画ではかなり重要なポイントだと思う。
登場人物はめちゃめちゃ多いけど(いい意味で)ステレオタイプ化されているので見分けがつきやすいし、戦車の知識がなくても形や大きさからその得手・不得手がわかる上に、ちゃんとそれが生きる見せ場が用意されているので頭に疑問符が浮かぶ暇がない。予備知識を求めない前提で劇場版を作るの、大事だよなー。
後半まるまる使った長尺のvs大学選抜戦は、CGがなければぜったいにできなかった圧巻の絵作りで、それはもう、動く動く。戦車の制動時の細かい挙動なんかもこだわっているのがわかるし、廃墟になった遊園地という舞台もあいまって、雰囲気がすごく出ている。何も考えなくても楽しいし、戦略ゲームとして頭を使いながら観ていても楽しい。こういう多層化された作りの作品は、何度でも観たい気にさせられる。
というわけで、ライブで疲れた体でも頭からっぽにして存分に楽しめる映画だった。できればまた観たいなー。
*1 トライアドプリムスの残り一人である加蓮役の渕上舞はガルパンの主役で、舞台挨拶のために全国行脚中である。