ただのにっき
2014-10-02(木) [長年日記]
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MM9-destruction-(山本 弘)
Amazonへのリンクにしてあるけど、実際はWebミステリーズ上の連載で読んだ(今はもう途中までしか読めないけど)。
前作「invasion」の直接の続編になる……ので、主人公は高校生、体裁はラノベ風。一作目と二作目でスタイル変えてきたから三作目も変えるかなと思ったら、そうは来なかったかー。ラノベ風は怪獣小説にしてはちょっと重々しさに欠けるのが難点だよね。
とは言うものの、神話世界の理論的背景にただよう胡散臭さはさすがと学会元会長の面目躍如だし(←ほめてる)、クライマックスの怪獣大戦争はすばらしい迫力。なんといっても登場する怪獣がどれもどこかで見かけたような特徴をちょっとずつ持っていて、円谷怪獣へのリスペクトが感じられてじつに良かった。