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ただのにっき

2013-08-22(木) [長年日記]

DEF CONとはなんだったのだろうなぁ

アメリカから帰って、社内向けに報告書なんかを書きつつ反芻していると、やっぱりDEF CONをいたく気に入っている自分に気づく。もちろん例によって英語はからきしなので、本来の意味でのDEF CONを楽しめたわけではないのだけれど、それでも胸を張って「DEF CONは楽しかった」と言い切れる。でもなんでだろう。自分でもまだあまり言語化できていない。

DEF CONは前回20周年を迎えて、その記念ビデオが作られたのだけど、最近elkentaroさんが日本語字幕をつけてくれたのでそれを観たり:

これは本当にすばらしい映画だ。もちろん字幕もいい仕事。DEF CONの雰囲気をかなりよく伝えている。同じくRichard Thiemeの短いインタビューもとてもすてきだ:

会場ではgoons(DEF CONのスタッフ)はたくさん目についたけど、それ以上に参加者の自発的・自律的(!)な行動による緩やかな「合意」みたいなものがあった気がする。優しい強制力というか。猫が20年生きると妖怪になると言われているように、イベントも20年続くとなにか妙なものになるのかね。そうかも知れない。自分がかかわったイベントで似た雰囲気を持っているのはRubyKaigiだけど、まだ参加者に「お客さん」が多い感じ。RubyKaigiも20年やってればDEF CONみたいになるのかな。でもDEF CONはたぶん第一回からあんな感じだったんじゃないかという変な確信もあるんだよな。