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ただのにっき

2012-04-15(日) [長年日記]

桜とパラボラを見に茨城へ

茨城大学天文台(ようするに旧KDDI茨城)で公開天文台があるというので、早起きしてR1200GSを飛ばしてきた。この時期に公開イベントをするということは、桜の開花に合わせたことは見え見えなので(笑)。この週末、車やバイクが趣味なら開通したばかりの新東名を走ってくるのがスジだとは思うが、新東名は逃げないけど桜は散ってしまうので、パラボラマニアとしてとくにあの場所に行くのにこの時期を逃してはならんと思う。

茨城北部地方はちょうどソメイヨシノが満開になったという絶好のタイミングで、旧KDDIの広い敷地に植わったたくさんの桜の木々はどれも見頃だった。高萩局はなぜかほぼ真上を向いたおやすみモードの一方(理由はのちほど判明)、今日は日立局が横倒しでこちらを向いていた。桜並木の向こうに覗く日立局をパチリ。

10:00から一般公開が始まったので高萩局に行ってみたら、なんとアンテナの真下まで見学できるという。ここのアンテナはどちらも建物の上に立っているので、足元の様子はよくわからないのだが、そこに入れるというわけだ(だから休憩モードだったのだね)。黄色い車輪を間近で見たり、思いっきりアオリの姿勢でアンテナの背面を撮ったりと、マニアにはなかなか楽しいイベントだった(けど、一般人にはどうだろう[笑])。レールの脇につねに係員が立っていて、レールを踏まないように注意しているのが面白かった。大勢に踏まれると精度に影響がでるということなんだろうな(その程度で狂いは出ないように思えるが)。

それにしても、いち企業の持ち物だった時代に比べて、国立天文台と茨城大学のものになったあとのこの公開っぷりは素晴らしい。ぜひ今後も続けて欲しいものだ。

もっとも、併設されていた(というかたぶんこっちのがメイン)「桜まつり」はなんだか残念なイベント化が進んでいて、BOSE802が音楽をがなりたてていたりして、以前みたような地元の人たちが三々五々集まって好き勝手に飲んだり遊んだりしていたのどかな花見の雰囲気はだいぶ削がれてしまっていたのだった。風情がない。

その後は帰りしなに常陸太田へ。ここの公園も桜が満開だった(が、花見客より野球やってる人たちがメイン)。木々の葉が落ちているこの時期は、夏場には隠れているアンテナがよく見えるのだ。もっとも、こんどは野球場の高いネットが邪魔なんだけど……。でもまぁ、300mm換算の望遠レンズのおかげでこれくらいには寄れるようになったよ。

(EveryTrail is obsoleted. [桜とパラボラを見に茨城へ])