ただのにっき
2012-02-13(月) [長年日記]
■ Gumroadで写真を売ってみた(けどまだ売上ゼロ)
TechCrunchに紹介されたせいか、今日は朝から新しいデジタルデータのマイクロペイメントサービスであるGumroadの話題がやたらとよく登場していたので、試しに使ってみたのだった。
仕掛けとしては極めて単純で、売りたいコンテンツのURLを登録すると対応するGumroadの購入画面へのリンクが生成される。サムネとか説明とかも入れられるけど、基本これだけ。このURLを踏むと上のような購入を促す画面になり、あとはPayPalなどで支払えば最初に指定したページに通される(んだと思う。買う側には回ったことがないのでわかりません[笑])。
FacebookとTwitterにつぶやく以外のプロモーションはコンテンツオーナー任せだし(いわゆる「ブログパーツ」すらない)、お金を扱う部分はPayPalなので、実際のところBitlyに毛が生えたようなサービスと言えなくもないけど、ここまでシンプルにしちゃうのはまぁ、たしかにすごい割り切り。あまりに割り切りすぎているので他人のコンテンツに勝手に値段をつけて売りさばく輩を抑止する方法がない(笑)。絶対トラブルになるだろうなー、これは。
で、さっそく猫写真とパラボラアンテナ写真を登録してみた。すべてPicasaにCCで公開してあるものなので、投げ銭というかおひねりというか、そういう感じ。本来なら1枚1枚に値札をつけるべきなんだろうけど、APIもないのにそんなかったるいことしてられないから、まずはPicasaの検索結果ページをターゲットにしてみた(ここで苦労するわけだが後述)。今なら100円で取り放題ですよ!
もっとも、公開した直後からGumroadがほぼずーっとダウンしっぱなしだったこともあって、初日の売上はゼロである。夕飯浮かした人もいるのになー。ちなみにもしそこそこの売上があがったら、東北の犬猫たちを保護している人たちへの寄付になると思いまする*1。
ところで蛇足だが、Picasaの検索結果ページをPermalinkにしようとしてえらく苦労したのだった。猫写真には「cat」、パラボラアンテナ写真には「parabola」のタグをつけてあるので、まずはそれで絞り込むっしょ?:
https://picasaweb.google.com/lh/view?uname=[ユーザID]&isOwner=true&tags=cat
これだと同じタグをつけている人の写真まで出てきてしまうので、「マイ フォト」でさらに絞り込むと自分が掲載した写真だけになる:
https://picasaweb.google.com/lh/view?uname=[ユーザID]&isOwner=true&tags=cat&psc=S
ところがこのURLを他人が開こうとすると「400 BAD_REQUEST」と言われる。検索結果ページにある「共有」を使えばいいのかと思えば、メールで送られてきたURLは「マイ フォト」で絞り込む前、つまり他人の写真とごちゃまぜの検索結果。送った人と送られた人が見ている内容が違うってひどくね?
で、正解(?)は、最後のpscパラメタを「S」から「F」に変える、らしい。Facebookで教えてもらいました:
https://picasaweb.google.com/lh/view?uname=[ユーザID]&isOwner=true&tags=cat&psc=F
はー、いらん苦労をした。これなら最初から「これ!」という1枚に値札をつければよかった。
*1 たいした金額にもならなければ猫たちの夕飯になる。「飼い主の」ではなく。