2012-01-28(土) [長年日記]
■ けっきょくモゲマスをはじめてしまっているのだった
水曜にモバゲーのアカウントを取って、『「モバゲーのアカウントを作る」とは言ったが「モゲマスを始める」とは言ってないぞ!!』とか言ってたくせに、けっきょくそのあとすぐにモゲマスをはじめてしまったのであった。舌の根も乾かぬうちにとはよく言ったものである。
というのも、そのころモゲマスでは新規にプレイヤーを引っ張り込むとレアカードがもらえるという招待イベントが催されていて、おれのプレイ開始を目当てに何人もの知人・友人が招待メールをよこしていたからなのだ(1人の招待しか受け付けないというわけでなく、被招待者は11人までOK)。で、日頃から世話になっている人たちだし、イベントの締め切りが木曜の15:00までということもあり……ああそうか。これがソーシャルゲームの手口!!
まぁ、「ゲーミフィケーション」がもてはやされる昨今、インターネットでメシを食ってる人間がソシャゲのひとつもやらないでどうすんだと思うので、それはそれでいいんだけど。もっとも、ソシャゲの狙うユーザの「細切れの時間」にはすでにKindleでの読書が占めているので、なかなか自分の生活の中からプレイ時間を割り当てるのは難しい。トイレの中、というのが一番しっくりくるのがトホホな現状。
どうせなら楽しくやった方がいいのでちゃんと楽しみつつやってるわけだが(うちのリーダーのみくにゃんは超かわいいよ!)、最初は難しいところがなくてなにをやっても成功できるけど、レベルがあがってくるといろいろ制約がでてきて成果を出すのが難しくなる。知恵を出さないと勝てないようになっていて、ちゃんとゲームになってる。ソーシャルゲームが従来のゲームに劣るなんていうのは世迷言だな。自分は招待してくれた仲間からあらかじめレアカードを何枚か贈呈してもらい(これもソーシャルゲームの手口!)、最初からだいぶ下駄をはかせてもらったおかげで、無課金でもだいぶいい気分で進めているんだけど。
このへんの話はGiGirさんの「「モバゲーアイマス」は壁を越えたのか?」や「ソーシャルゲームと従来型ゲームは何が違うのか」がよくまとまっているので、ソシャゲを見下している人は一読するといいと思う。
たしかに絶妙のタイミング、たとえば体力などのポイントがいいところで尽きて、すぐそばに課金をうながすリンクが出るとか、うっかりお金を出させる仕掛けの数々には感心することしきりだが、だからといって過剰に射幸心を煽っているとは思えないなぁ。いい大人なら無理のない範囲におさまるように自制できてあたりまえだし、子供にはそもそも課金する手段がない(ように親がコントロールしているべき)ので、何が問題なのかよくわからんよ。車中に子供を置き去りにする危険がないだけ、パチンコよりよっぽどましじゃね?(暴言)
それはさておき、プレイしていてなにより感心するのはそのレスポンスの良さ。ページ遷移のある普通のWebサービスなのに、しかも電波状態がけっして良くはないSBMの3G回線を使っているにも関わらず、まるで専用のアプリかのようにきびきびとシーンが移り変わる。アニメーションはFlashを使っているけど、最新世代にくらべると格段に性能の劣るDesireでもまったく待ち時間がない。Web業界の中でもとりわけ優秀な人材が集まっているだけのことはあるなぁ。インフラエンジニアやプログラマがまっとうに評価されている会社じゃないと実現できないよ、これは。