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ただのにっき

2011-11-06(日) [長年日記]

Kindle4を買った

先日の飲み会に新型を持ってきた人がいて、触らせてもらったら最後、物欲に勝てませんでした……。Kindle3(現Kindle Keyboard)を買ったのが去年の11月だったので、ほぼ1年で買い替えですな。新型は1万円もしないので、もう毎年買い換えてもぜんぜん問題ないよ。買わないけど。

つーわけでさっそく新旧比較なんだけど、いろいろ削られたものもある以上、小さくなったことはかならずしも良いことばかりではないのだけど(後述)、軽量化は問答無用に良いことだ。今までは読んでいてちょっと手が疲れて逆の手に持ちかえることも少なくなかったのだけど*1、新型はそんなことがないと思えるほどの軽さ。ついに紙の本より軽くなったぞ。

コストダウンの権化のようなマシンなのでいろいろチープだけど、スイッチ類はしっかりしてるし、手を抜いてはいけないところは決して抜いてないという感じだ。だいたい、毎日裸でバッグに放り込んで、相当乱暴に扱うものなのだから、傷つけたくないような美しい筐体だったらかえって困る。これなら壊れても気にならないし、おれはむしろチープで嬉しい。もっとも正面の加工は旧型が梨地加工なのにくらべて新型は単にマットなだけなので、ここはキープして欲しかったかな。

電源を入れると言語設定*2やWiFi設定をさせられ、ネットワークにつながるともう、Amazon上にある自分のドキュメントがArchiveに見えているので、選んでダウンロードするだけ。あとはAmazon.comの「Manege Your Kindle」にアクセスして(端末は購入と同時に登録されている)、メールアドレスなどを旧型で使っていたものに置き換えれば、今まで使っていたサービスの設定を変えることなく継続利用できる。さっそく今朝の新聞を読んだり。

あとはUSB経由で入れた自炊PDFの移行だが、使えるメモリは1.5GB程度まで減っているので、すべてを移行することはできない。幸い50MBまではPersonal Documentとして扱えるので、小さなものはメールで送ってオンラインに保存することにした。これでメモリ上に持ってなくても、WiFiさえあればダウンロードできる。その他の大きなPDFだけUSB経由で送った。それでもまだ入りきらなかった未読本が数冊あったけど(どんだけ溜めてんだ)、がんばって読めってことだ*3

ところで小さくなったことの弊害だけど、ちょっと持ちにくくなったなー、という印象。旧型はわりと「フチ」が広かったので、そこを摘むようにして持ち、ページ送りスイッチも上から押しこむように指をわずかに動かせばよかったのだが、同じ持ち方を新型でやると安定しない。そこで写真のように、がっちり握ってしまうことにした。全体として幅がかなり狭くなっているので、成人男性ならこれができる。

あとはまぁ、ページめくり速度も向上したようだし(これは気のせいだという説もある)、ソフトウェアキーボードも思いのほか使いやすいし、とくに文句はないね。Kindle最高。

Tags: kindle ebook

*1 そんな時、左右どちらの手で持っても不都合がないKindleのデザインのすばらしさを実感する。国産電子書籍端末の多くはここがダメ。

*2 もちろん日本語はないので英語(米国)を選択。

*3 なお、Kindlize後の自炊PDFを再度ScanSnap OrganizerでOCRにかけると、なぜかファイルサイズが数倍に膨らむことがわかったので、今後Kindleで読むものはOCRをかけないことにした。これでほとんどの本はPersonal Document入りにできると思う。