ただのにっき
2011-11-04(金) [長年日記]
■ 益子の陶器市に行ってきた
かみさんが行ってみたいというのだけど週末はすごく混むらしいと聞き、「ちょうど3日は出社日だし、代わりに4日に休んで行こう」ということに。5時に起きて車で行ったけど、行きに4時間、帰りに5時間もかかって死んだ*1。次に行くことがあれば泊まりか電車にしよう……。
とはいえ、陶器市自体はなかなか面白かったのだが。西の外れにある町役場に車を停めて、陶器市のメイン会場の端から端まで往復したので、かなり歩いたことになる。以前行った有田の陶器市はどちらかと言えば「量」で、同じものを大量に買い込むような「プロ」がかなりの客層を占めていたように見えたが、益子はおしゃれ雑貨店のような品揃えで、客層もほっこり系女子がメイン。なるほど、首都圏から集客しようと思えば、この方向性は正しい。実際、一番目につく客は「母娘」の2人組だった。
なぜか飲食コーナーが併設されている店が多くて、なぜかどこもカレーが売りなのがおかしかった。東のはずれ、すでに陶器市会場とは言いがたい場所にある雑貨&カフェの「Starnet」はそうとう気合いの入った店づくりで、そこにもカレーがあって、常に数人の席待ち行列があるほど。ここも益子のターゲット層に受けそうな店だよなー。
やはり会場の外れにある「参考館」は益子焼の考案者である濱田庄司の住居兼工房跡で、実際の焼き物作りの品々や濱田の作品や収集品が見られてよかった。先の震災でいくつかの建物が壊れており、入れない場所もけっこうあった。屋根瓦が大きく崩れてかなり痛々しかったよ。
ところで会場近くにある鹿島神社にはこま犬がいるのだけど、これが石製とはどういことか。有田には有田焼のこま犬がいるし、信楽焼こま犬だっているんだから、とうぜん益子にも益子焼のこま犬がいるべき! まぁ、これはこれで味のある(というかありすぎる)デザインで良いのだけど。ちなみに奉納者の銘板だけは陶製だった。
*1 特に帰りの首都高、山手トンネルが最悪。以前より悪くなってるじゃん、あれ。