ただのにっき
2011-01-25(火) [長年日記]
■ 『
WebSite Expert #34 』の特集に寄稿した
去年の9月初頭からFacebookでファンページを作ったりなんだかんだしていたら目にとまったらしく、声をかけていただいたのでほんの2ページだが記事を書いた。雑誌に書くのは久しぶりだなー。
内容はファンページについてで、担当はパーソナルユース。編集者は当初、うちの猫たちのファンページを念頭おいて依頼してきたようだけど、それだとあんまり面白くないのでパラボラアンテナのファンページの方をネタにした。こっちならFacebookの外にあるサイトとの連携があるしね。
というわけで、よかったら読んでやって下さい。かなり最近のネタも含め、ここ数ヶ月の「Facebook騒動」に関わってる人が書いていたりするので、面白いです(といっても技術者向けの雑誌ではないので、開発方面の情報じゃないけど)。こういう特集をするには秋ごろの盛り上がりをうけてすぐに行動をおこさないといけないわけで、そうとうアクション早かったと思うんだけど、こうして形になるのは1月なんだよなぁ。紙媒体は難しいね。
ところでネタにするのはやめた猫のファンページだが、ひそかに実験していた結果が目に見えてきた。実験ってほどのものではないけど。
ウチの二匹の猫それぞれにファンページを作ってあるのだけど(グスタフとドーラ)、運用方針を変えてある。両者とも基本的に写真だけを掲載するのは同じだが、グスタフの方は(できるだけ)英語でコメントをいれつつ、Facebook上でのみ活動する。一方ドーラは日本語でコメントするがそのエントリをTwitter上のドーラのアカウントにも流す。グスタフにもTwitterアカウントはあるが、こっちはFacebookとは独立している(どちらもプロフィールにはFacebookのファンページURLを載せてある)。
ファンページ開設はグスタフの方が早く、かなりすぐにファン100人に達したが、プロモーションがFacebook内に閉じているせいでその後伸び悩み、現在のファン数は138人:
一方ドーラのファンページは開設こそ遅れたものの、Twitter上の写真をクリックするとFacebookのアルバムに飛ぶことから、写真を投稿するたびにファン数が増え、現在334人まで成長している:
まだまだ子猫らしさの残るドーラの方がかわいらしく見えるから人気が出たという側面もあるだろうが、実は両者の(Facebook上での)インプレッション数にまだこれほどの開きはない(このへんはまだ未分析)。ドーラはTwitterからのトラフィックがファン数の増大を招き、それがバイラルで広がっているようだ。最近は英語ベースのグスタフを尻目に、ドーラの方が外国人のファンを獲得しているようで、これはおそらくFacebook上でのバイラルを引き寄せられるくらいに成長したせい(最近低下傾向なのは写真掲載をさぼっていたからである)。
けっきょく、ブランド価値が低いうちはFacebook単体ではあまり広がりが出せなくて、外部のサイトからのトラフィック誘導がかなり有効ということだ。ブランドが確立していればFacebookだけで勝負できるが、それも日本人だけを相手するのはまだ難しいのではないかと思う。いや、この結果は見えていたんだけど、ここまで開きが出るとは思わなかったねぇ……と、自分の記事の結論部分を補強してみたり(笑)。