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ただのにっき

2010-05-27(木) [長年日記]

「HTML5 TechTalkスペシャル」に行ってきた

ブログ「Life is beautiful」でおなじみの中島聡さんの来日(帰国?)に合わせて開催されたHTML5 TechTalkスペシャル『W3C Widgetとその応用を考える会』に参加してきた。

白状すると、HTML5は上っ面だけ眺めて「(お仕事では)IE9が普及する数年先までは使えないでしょ」というスタンスだったので、あんまり真面目に勉強してなかったため、技術的な内容にはあんまりついていけなかった! すまん!

でも、今回のテーマであるW3C Widgetのデモをいくつか見せられて、こういう風にアプリとして配布可能にしてしまえばIE9の普及なんて待つ必要ないなー、と思い直したのであった。ようするにWebサイトとして見せなければ、HTML5対応ブラウザは単なる「W3C Widget実行のためのランタイムライブラリ」としてインストールしてもらうイチ要素に過ぎなくなっちゃうわけだもんな。

というわけで、買ったまま書庫の肥やしになりかけていたHTML5 API本を引っ張り出して読んでいるのであった。paymemoをHTML5化しながらちょっと遊んだり*1。泥縄。

HTML5&API入門
白石 俊平
日経BP
¥3,080

なんでもHTML+CSS3+JavaScriptでできるようになるのはすごいねー。でも個人的には、セクション要素によってちゃんと構造のある文書が書けるようになったのが一番嬉しいかも知れん。

それはそうと、中島さんの講演は「電子書籍のプラットフォームをHTML5にしよう」的な内容で、Widgetとは密接には関係なかったけど、この提案自体は面白いと思った。今の電子出版の状況って、「どのプラットフォームと心中するか」という最初の選択が重くて、リスク高すぎるもんな*2

でもまぁ(オープンという点を除けば)昔Macromedia Shockwaveで作ったマルチメディアコンテンツをCD-ROMで配ってたのと発想はあんまり変わらないような気もする(笑)。

*1 そしてAndroid 2.1用Webkitの実装レベルの低さにぐんにょりしたり。

*2 ePub程度ならまだしも、iPad向けにObj-Cで書くなんて愚の骨頂だ(いろんな意味で)。