2010-05-12(水) [長年日記]
■ HTC Desireでシチュエーション別の設定切替
昨日の続き。
教えてもらったLocale($9.99)は、位置情報の精度がどうにも悪い。自宅周辺100mで設定してもまず自宅を検出してくれない。300mくらいにすればなんとか検出してくれるけど、それじゃちょっと使い物にならない。動作を見ていると、GPSを使っている間、なぜかWiFiもONにしているようなので、どうもWiFiも併用しているような気がする。だとすると(少なくとも)国内では精度悪くて使えないわなぁ。もしかすると作者の住んでいるところではこれで十分の精度が出るのかも知れないけど。
ということで、Localeはアンインストール。即座に「返金したよ」というメールがきた。これは安心して有料アプリを試せるから、嬉しいよなぁ。iTunesでははっきりいって1000円以上するアプリは怖くて買う気になれなかったもんな。というかこれが当たり前だと思うんだけど。
続いて、同じように位置情報をベースにしてWiFiのON/OFFだけをしてくれるAutoWiFi(100円)を試す。たぶん作者は日本人? GPS/3G併用または3Gのみが選べるという、日本の環境にマッチした作り。ただ、なぜか地図が表示されなくて使えないという。Desireの解像度に合ってないだけかも知れないので、バージョンアップに期待しつつ、返品しないで持っていよう。
で、今は何をどうしているのかというと、One Step Settingというのを使っている。位置情報関係なくて、あらかじめ設定しておいたシチュエーション(自宅とか職場とか)を手動で選んで各種設定を切り替えるという。なんか、これで十分な気がしてきたよ。もっとも、まだ名前に偽りがあって、アプリ起動、シチュエーション選択、実行と、3ステップ必要。シチュエーションをウィジェット化すれば本当にワン・ステップでいけるのになぁ。
2010-05-16 追記
One Step Setting、ウィジェットはないけど設定ごとにショートカットが作れることがわかった。しかも最新版ではアイコンがいくつか選べるので、これで十分。なるほど、ショートカットというのはこういう場面で使うのだなぁ。
GPS から得た情報は丸い地球の情報で、地図のように平面にした場合ズレが生じます。
GPS 情報は日本国内だけを見ても地図上では細かい補正が必要になるため Local は察しの通り、作者の住んでいるところは精度は確保出来ていても、それ以外の場所では補正しなければ精度は確保できません。
GPS 系のソフトは選択が難しいものの部類になると思います。
なるほど、おっしゃる通りかも知れません。ただ、緯度経度で指定しているわけではなく、Google map上で指定しているので、その手の誤差とは無関係ではないかという気もしますが。
衛星から位置情報が取得できない場合のWiFiや基地局からの情報による位置決めの精度の問題でしょうね。
LocaleではWiFiでの位置決めにはSkyhookを使用しているらしいので、
[http://www.skyhookwireless.com/howitworks/coverage.php]
でエリアをチェックしてみるといいかもしれません。
Localeの"Location Condition"のヘルプを読むと、
"Locale will briefly enable Wi-Fi during periodic scans, even if Wi-Fi is disabled."
とあるので、WiFiの使用は間違いないようですね。全てのLocation設定を2000メートルより大きくすれば、WiFiでのscanはしなくなるとの内容も書いてありました。
町田すら満足にカバーされてなくて悲しくなりました……。これでWiFi情報使われたらダメですねぇ、たしかに。
普通にA-GPS使ってくれればけっこう精度出るんだけどなぁ。
……という観点で探すと、「Cell mode」でlocationを決めるLocale pluginというのも存在していますねぇ。これを使えばよかったのかな。二度目は返品できないから試せないw
Skyhookでは、APのMACアドレスと位置情報をユーザが登録できるので自宅のAPの情報を登録してしまえばいいのですが、自宅のAPに接続するために自宅のAPの情報を間接的に使用するという本末転倒気味な事になってしまいます。
Cell modeは精度的に微妙だと思います。というか、300mで反応しているのが基地局由来の情報(≒Cell mode)っぽいです。