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ただのにっき

2010-04-23(金) [長年日記]

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)(山本 陽平)

技術評論社の稲尾さんから献本いただいた。読むの遅くてすみません(ここまでテンプレ)。

とはいえ、すでに出回っている書評に付け加えることはほとんどないんだよなぁ。Webテクノロジーの基礎に関する最高の教科書のひとつだと思う。付録のリファレンスも含めて、作りが極めて教科書的で、色褪せない工夫が随所にあって感心する。Webサービス開発者に限らず、Webに携わる者はみんな読んでおくべき

実は、途中までは、対象読者は開発者だろうと思っていたんだけど、最後のリソース設計のところで情報アーキテクチャとの関係が登場して、もっと広く読まれるべきだと思い直した。「Webアプリとか関係ないし」とか言いつつふつーの情報サイトを設計している人がいたら、自分が作ってるサイトが、いつかどこかでAPI化される可能性に気づいて居ずまいを正すのもいいと思うよ。

それにしても、かれこれ15年以上Webに関わってるのに、知らないことがいっぱい書いてあるんだもん、まいったわ。知らなかったところに付箋を貼りながら読んでいたんだけど、読み終わってあんまりたくさん貼ってあるもんだから、げっそりした。まだまだ勉強が足らんなー。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)
山本 陽平
技術評論社
¥2,827


といいつつ、ひとつだけ理解できないというか、納得できないところが。トランザクションのところがなんだかRESTっぽくないのがすごく気になる。

トランザクションリソースに対象となる操作を加えていくところで、「削除」に相当する指示を与えてないんだよね、このサンプル。トランザクションリソースにDELETEを送れないのはわかるし、代わりに使えるメソッドがPUTしかないというのもわかるんだけど、じゃあ「削除」はどこへ行ってしまったのか? 「ボディを与えてないから削除なんだ」というのはちょっと苦しいと思う。

やっぱりこういう複雑な要件をRESTfulに実装するのは困難な面もあるんじゃないかなー、と思った例だった。それともサンプルだから省略されている奥義があるんだろうか。もしかして『RESTful Webサービス』を読むと答えが書いてある罠だったりして(と思ったのでほしい物リストに入れておく)。

RESTful Webサービス
Leonard Richardson
オライリー・ジャパン
¥4,180

追記

ますますひっかかるらしい。なんと……。

Tags: book