トップ 最新

ただのにっき

2010-01-17(日) [長年日記]

EMOBILEのモデムをN8の天板につけた

EMOBILE D02HWがぶらぶらして邪魔なので、R3の時と同じように、マジックテープでN8の天板に貼れるようにした。バリバリー!!

R3用に買ったのは白だったからN8の黒い天板に合わなかったので、わざわざ黒を買い足し。まぁ、今ならモバイルルータにするのが筋なんだろうけど、なんだかんだいって高いもんね、あれ。

あとはPanasonicの上下ひっくり返ったロゴを隠すためのステッカーが欲しいんだけど、いい感じのはないかねぇ。今はありあわせのマスキングテープを貼ってるんだけど。

Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る(Peter Merholz)

奥付をみたら1年以上前の本だった。いいんだ、内容が古びない本はいつ読んだって。

タイトルではなんの本だかわからないし、副題の「予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る」からもイマイチ内容が想像できない。ようするに、顧客指向でデザイン・ドリブンな製品・サービスづくりをしなさい、ということが書いてある。

序盤はこれからの時代は「体験」を売るのが重要だという話で、顧客にいかにして共感するかとか、延々わかりきった話が続くのでどうしたもんかと思ったが*1、中盤からは実例を交えて実際にそういう製品・サービスがどういう過程で開発されたのかを解説していく。

Appleの事例が多くてバランス欠いてる気もするが、Appleが現代の企業の中では格段に共感の扱いに長けているのはたしかなので、いたしかたないやね。でもこの本に書いてあることが理解できるとAppleの狙いが読めちゃって、白けちゃうかも知れないけど。

最後は、そういう開発プロセスにはやっぱアジャイルじゃないと……という、読み通りの展開で〆。個人的にはそれほど目新しくなかったけど、良い製品開発に必要な要素を知るために、薄くて読みやすい良い本だと思う。

Tags: book

*1 嘘ですすみません。顧客に共感するには技能と訓練が必要なので、実はだいぶ大事なことが書いてある。というかじっさい共感が苦手な人が多いから、おれみたいな職業が成立するんだけど。