2009-11-23(月) [長年日記]
■ 『イングロリアス・バスターズ』を観てきた
タランティーノ好きのかみさんの要望で、『イングロリアス・バスターズ』を観てきた。映画ひさしぶり。公式サイトは例によってクソみたいな作りなのでリンクしない。映画公式サイトを全面Flashで作る文化なんて滅べばいいのに(いきなり脱線)。
いやもう、のっけから人が死にまくるわ、血がドバドバ飛び散るわで、グロいのなんの、最高です。そのくせエロは皆無、お涙頂戴もない。日本でヒットさせる気ないだろ……。というか、タランティーノの胸ぐら掴んで「お前には進歩という概念がないのか」と問い詰めたくなるほど、徹頭徹尾タランティーノですた。あー、面白かった。
第二次大戦中、ドイツ占領下のフランスで、ある映画館にナチを集めて殲滅する作戦に関わる人々を描く……と、まとめるとこんな感じだけど、並行して進む話は最後まで交わらないし、基本的になんの救いもないストーリーなので、深く考えてはいけない。意味深なカットがいくつもあって、3時間近い大作だけど、どう考えても無駄なシーンもたくさんあるから、これも考えない方がいいと思う。ようするに頭空っぽにして楽しめばよい。
それにしても、ナチが出てくる映画って、やっぱりナチ役の人が一番いい味出すんだよなぁ。クリストフ・ヴァルツが実にいい。まぁブラピの役柄も面白かったけど。あと、メラニー・ロランがきれいだったー。
2009-11-21(土) [長年日記]
■ はやぶさを応援しに行こうと思ったら臼田は工事中なのだった
11月9日のエンジン異常報告で、さすがにもうダメじゃないかと思われていた「はやぶさ」が、まさかの復活と聞いたときはもう、いてもたってもいられず、この週末に臼田に行くしかあるまいという気になったのだが。
L/Dの記者会見レポートによれば:
國中 この11月から臼田局は改修工事を行う予定だったが、今回の事故を受けて、工事の開始を一週間遅らせてもらった。現在は臼田の工事が始まったために、鹿児島内之浦の34mアンテナで通信しているがこれだと臼田に比べてビットレートが1/4になる。ぎりぎりで臼田が使えて幸運だった。
ぎょえー。
こんなことなら、9日にトラブル報告があった直後に行っておけばよかったよ……(といっても風邪ひいてそれどころじゃなかったけど)。
工事中といっても、解体しているわけじゃないので普通に見学できると思うし(臼田の施設見学のページにも特に制限は書いてない)、今を逃すとバイクで行くのは春まで厳しくなるから行っておいてもいいんだけど、運用してないんじゃなぁ。かといって鹿児島はちょっと遠いし(ちょっと……?)。
まぁ、アンテナ抜きなら相模原キャンパスにでも見学にいった方がよっぽど応援らしくなるんだけどねー。
2009-11-16(月) [長年日記]
■ 謎の「たださん」を探す旅
Twitterのタイムラインには「たださん」という人物に関する話をする小規模なクラスタがあって、ときおりエゴサーチにかかるんだけど、TLだけ見ていても誰のことなのかさっぱりわからないので気になっていた。ちなみにその「たださん」は、
- 本人はTwitterをやってないらしい(話題は出るけど本人との会話がない)
- 音楽関係者、おそらくミュージシャン(ステージ上の話が頻繁に出る)
ということは、なんとなくわかるが、それ以上こまかい話がさっぱり。そんなに気になるなら話題にしてる人たちに聴けばいいじゃん……とは思うものの、なんとなく自力で探したいと思い……手がかりがないまま数ヶ月。
ところがついに今日、「11月16日が誕生日」という重大な情報が! ひろゆきと同じか!(←関係ない)
誕生日と名前と職業がわかれば簡単だ。11月16日が誕生日の人で、名前が「ただ」のミュージシャンとくれば、この人しかいない:
1941年11月16日 多田 善文 (ただ・よしふみ) 【ミュージシャン】 〔広島県〕
って、1941年!? 年齢的にTL上の話題とマッチしない。だいたいWikipediaのスタジオミュージシャンによればトランペット吹き。この人じゃないよ……。
その後、ファンのブログとおぼしきところで「ブラ」というバンド(?)の通称を発見し、いろいろ探して「ダンスマカブラ」というキーワードに到達(この時点で相当正解に近づいていた)、同名のバンドを見つけたけど公式サイトすらなくて、メンバの名前もよくわからない。
でもって、よくよく見てみたら「ブラ」じゃなくて「プラ」(iPhoneで見ていたので小さな字が読めなかった。老眼め……)、ここからやっと、Plastic Treeというビジュアル系のバンドにたどりついた。「ダンスマカブラ」は曲名だった。
このバンドのリーダが「長谷川正」で「たださん」と呼ばれているようだ……って苗字じゃないのかよ! 公式情報ではないものの1970年生まれらしく、40歳近いのにビジュアル系とか、がんばってるなー。さまざまな話題を総合すると、かなりの「雨男」らしく、なんだか親しみを感じてしまうのであった。
バンド自体は1990年代からあって歴史もあり、単独武道館公演なんかもしているようで、十分メジャーなバンドっぽいけど、ビジュアル系じゃ、おれの観測範囲にはまったくかからないから、まさかこんなところに着地するとは思わなかった。なんにせよ面白かった。