ただのにっき
2009-09-21(月) [長年日記]
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エンジン・サマー (ジョン クロウリー)
「名作だ」という評判だけで予備知識なし。出だしから独自用語続出で、「こいつぁ、独りよがりな異世界ファンタジー臭がぷんぷんするぜ」とくじけそうになったが、解説をチラ見してみたらポストホロコーストものだそうで、少し我慢して読み進めたら現代にあるモノがいろいろ登場し始めた。
もっとも、結末にSF的な仕掛けがあるものの、それすらもSFである必然性はなく、普通にファンタジーとして読んでなんの問題もない。謎めいた文章が多くて深読みすると面白そうだけど(しないけど)、読後に視野が広がる感じも特になく、可もなく不可もなく……というところだなぁ。多感な10代が読むと、いろいろと勝手な解釈ができて影響受けそう。
■ グスタフの住環境を改善した
グスタフは今のところ無職なのでダンボールハウスに住んでいるわけだが、おかげで日々改善可能な柔軟性も持ち合わせている。
今日までの彼の住居は、屋根を新聞紙で葺いていたのだが、文字通り吹けば飛ぶような素材なので、いささか使い勝手が悪かった。
そこで余りダンボールを使って改善。
来るべき冬に備え、しっかりした防寒性・防風性を確保。さらに安眠を妨げない遮光性。子猫の力でも自由に動かせるフリップ式の出入口。メンテナンス性にも配慮して、全面オープンも可能。
加えて「取扱注意」のステッカーを使った大胆なデザイ(ry