2009-08-28(金) [長年日記]
■ 久しぶりにCDを買うなど
いや、アイマス以外のCDって意味だけど。もっとも、どれもニコ動がきっかけなのは違いない。
Hatsune Miku Orchestra
SPACE SHOWER MUSIC
¥1,017
実はVocaloid曲の歌詞を聴き取るのがすごく苦手で、ごく一部の手練の調律師の作品を除くと歌詞職人がいないとどうにもわけがわからない。特にミクの声は苦手なんだけど、「初音ミクオーケストラ」シリーズのミクは歌手というより楽器に徹しているせいか、歌詞が聴き取れなくても気にならない。
まぁそれ以前に、言うまでもなく世代的にど真ん中というのが一番効いてるんだけど。VocaloidによるYMOのカバーなんて最高ジャナイデスカ。
以前からニコ動から落としてきた音源をiPodに入れていたけど、このたびめでたくCDになったので買ってみた。やっぱ古めの曲がいいね。「東風」とか。
このCDは作者からYMOに直接手渡しされたという逸話もあって、オリジナルに認知されたCGMとしても良い事例。最近は、ニコマス界隈だと田中公平の「ぴっかりPは凄い」発言やオフィシャルサイトで紹介されてシラカワPがビビった件なんかもあって、アーティスト同士の間に立ちはだかるのは著作権だけという状況がよくあって、なんだか面白い時代が近づいているような気がするね。
B002AD9UII わかむらPの『ロボットハニー』で「いいな」と思っていたんだけど、そのわかむらPと同じくらい大好きな(笑)男坂Pによるパロディ(オマージュ?)を見て欲しい度が高まってしまったので買ってみた。アルバムは2枚出ているんだけど、Twitterで聞いたら2ndを推す声が多かったので(といっても約2名)、こちらを。「ロボットハニー」も入ってるし。
予想以上にバリエーションに富んだ曲が入っていて面白かった。とはいえ、最近は音楽のジャンルが細分化しすぎていて、どの曲がどのジャンルなのかよくわかんないけど、まぁ、こまけぇことはいいんだよ的な。
でも声が相当sweetな人なので、やっぱカワイイ感じの曲がよく似合うな。気に入った。
2009-08-23(日) [長年日記]
■ お台場ガンダムを見てきた

連邦軍のモビルスーツ、特にRX-78はカッコ悪いので好きではない。ジオン軍のはあんなにイカスのに、同時代のデザインがなんでああなるのかねぇ。連邦軍はもっとマシなデザイナを雇えばいいのに。
……とは言うものの、このガンダムは見ておかないと一生後悔しそうな気がしたので、ちょうど午前中に都内でRubyKaigi会議があったので帰りに寄ってみた。とにかくもう大変な人出で、ゆりかもめの台場駅で大半の乗客が降りるもんだから、駅名を「ガンダム前駅」に変えるべきだと思った。客層も老若男女(老少なめ)で実にバリエーションに富んでいる。
実物はたしかに大きいんだけど、だいたい想像通りのサイズかなぁ。日ごろから64mとか45mとか34mとかの構造物を見慣れているので、わりとふつー。それでもまぁ、最初の感想は「でけー」だったけれども。なんつーかもう、笑うしかない。なんでこれ、こないだの地震で倒れなかったの。
人々の視線の向きや、どことなく畏怖を感じている風なところが、大仏や大船観音と同じだった。そうか、これって現代の宗教かもね。信者のみなさんは手を合わせる代わりに黙々とシャッターを押してるわけだけど。
そんな風にみんな上ばかり見ているせいか、これに気づく人はほとんどいなかったように思うのだが、これってガンダムの足型だよね? なんの説明書きもなかったけど。
「こんなに細部にこだわってるのに、台無しだよねー」と、隣で写真撮ってた女の子たちが言っていた、左肩のオリンピック招致デカール。まったく仰るとおり。偉くなってこういうバカなことを言い出す、空気の読めない大人になっちゃだめよ。
そのくせ、道々にあるポスターや案内表示にはこのロゴを描いていないのだから、手落ちもいいところである。
他の部分は本当に芸が細かいというか、これでもかってほど「CAUTION」のステッカーが貼ってあるあたりがいかにも連邦軍っぽくて面白かったり。
ともあれ、実に楽しかった。こういうのを本気で作っちゃう上に、大喜びで見物に集まっちゃう、そんな日本に生まれてよかった! お前ら本当に莫迦だな!!(笑)
■ 川崎 2-0 山形@等々力競技場
ガンダム見物のあとは武蔵小杉に移動してサッカー観戦。台場駅は気が遠くなるような行列だったけど、東京テレポートまで歩いてりんかい線に乗ったらガラガラだった。東急を乗り継ぐと武蔵小杉まであっという間。
それにしても、フロンターレは相手チームに優しすぎると思うんだ。公園に山形のマスコットのアトラクションが置いてあるのを見たときは唖然としたぞ(笑)。まぁいいけどね。
おまけに今日は、ドールバナナから太っ腹!、来場者全員にバナナひと房(一本でなくひと房)プレゼントというイベントが。おかげで売店でなにも買わずにバナナ食べてたよ(いいのかそれで)。
試合はおおむね圧倒的というか、山形のGKが優秀でなければ大虐殺だったという展開。森がいないサイドがちょっと手薄だったけど、久しぶりに安心してみていられた。でも、鹿島も勝ってるんだよなぁ。ちっとも差が縮まらないねぇ。
2009-08-22(土) [長年日記]
■
Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)(島田 浩二)
著者の(ひとり)、島田さんから献本していただいた。ありがとうございます。
『レシピブック』と比較されることが多いようなので、ちらちらと見比べながらのんびり読んでいたら*1、Ruby札幌のトークショーがUstされると聞いて、慌てて読了した。ショー開始の5分前のことであった(笑)。
『レシピブック』が文法のおさらいから入っているのに対して、本書はいきなりgemのインストールとかirbのカスタマイズから入っていて、そこからして相当スタンスが違う。『レシピブック』が魚のさばき方や野菜の切り方という基本技術を押さえるのに対して、こっちは道具を揃えるところから始まってる感じ。その上で、文法みたいな部分はばっさり切って、ひたすら実用を目指す。なるほど、たしかにこれは、比べたくなる。
同じネタもけっこう入っているんだけど、ニュアンスが違うんだよね。なんというか、ひどい例えだけど、『レシピブック』は「今日はいわしの良いのが入ったから何か作ろう」、本書は「彼女がウチに来ることになったから料理でもてなしたいけどどうしよう!」って感じ?
ニッチすぎて「誰が使うんだこりゃ」的なレシピもあるけど、それとてどこかで誰かの役に立つことがありそうで、なかなか面白い切り口のレシピ本だと思った。
あと、#047におれの書いたライブラリ(?)が入ってて吹いた。あれの大元のコードを書いたのは2001年11月だよ。長生きだなー。
Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)
翔泳社
¥3,080
Rubyレシピブック 第2版 268の技
ソフトバンク クリエイティブ
¥122
9784863540224
*1 残念ながらるびきち本はまだ持ってないのだが。
↑で書いたUst中継のもようは、
◆ yuichiroh [お持ちのパラボラ写真とお台場ガンダムで合成写真というか、原寸ジオラマ写真でも作ってみませんか?かなりリアルだと思うん..]
◆ ただただし [ところが、通信用アンテナの口径は高性能化の影響で頭打ちなので、ガンダムと並べると時代考証が合わなくなるんだな、これが..]