ただのにっき
2008-07-19(土) [長年日記]
■ 千早の胸囲にSEOの悪夢を見た
「胸囲」でググると、如月千早の紹介ページがトップに来る*1という話題でひとしきり盛り上がっている今日のアイマス界隈。お前ら、あずささんの誕生日はどうした。
まぁ、ここまではそれほど珍しくない。「胸囲」を含むリンクテキストで、多数のページからリンクされているとこういうことが起きるはず。と思って、linkオプション付きでググってみたら、せいぜい10件くらいしかこのページにはリンクしていなかった。そこそこ有名なゲームの主要キャラのページにしては被リンクが少ない気がする。なんとなく、Google Danceっぽいね。
ンモー。こういう不可解なことがあるから、真剣にSEOに取り組む気が起きないんだよー。勘弁してくれ~。
たぶん、「胸囲」と「千早」という組み合わせが登場するページが多数あって(Google 12万件、Yahoo! 3000件)、その中にはランクの高いページが含まれていて、さらに両単語間の関連性が高いと位置づけられていて……みたいは話なんだろうなぁ、とは思うけど。そんなの計算して狙えるか!
*1 アイマス知らない人のための蛇足。アイマス内で抜群の歌唱力を誇る千早は、一方で胸囲に乏しいというアイドル的には少し寂しい特徴があり、そのことがやたらとネタにされる傾向がある。
■ tDiaryのコードでRubyの勉強をしてはいけないという話
急にtDiaryというキーワードでひっかかる記事が増えたので(当然エゴサーチくらいしてますよ)、何かと思ったらYuguiが今日のジュンク堂のトークセッションで「読んではいけないコード」の例としてtDiaryとRailsをあげたからのようだ。両極端の例をあげるあたりがYuguiらしい(笑)。
Railsに関しては知らないが、tDiaryについては(現時点では)まったく正しい姿勢だ。この点については、おれ自身がRubyKaigi2006(通称)でしゃべっているので、それを見るのが良い。
ようするに、tDiaryは当時普及前段階にあったRubyを広めるために、プログラマだけでなくエンドユーザにもアピールするマーケティング戦略をとっており、そのためにはコードに数々の妥協をしているからだ。講演中に言及している、プラグインの名前空間問題などはその最たるものだ。
問題のあるスタイルはバージョンを重ねるごとに少しずつ是正されてきているが、歴史あるアプリケーションの宿命としてかなり複雑になっており、少なくともRubyの勉強をするために読むべきものではない。プログラマの勉強のためのプラットフォームとしての役割はとっくに終わっている。
tDiaryの現時点での価値は、すでに7年近く継続的にメンテされ続けているアプリケーションだという点、さらにこの先も長期にわたってメンテする意志が表明されている点だ。……という話の続きは、先日書いた開発者と利用者では「継続」の意味が違うに。