ただのにっき
2008-01-12(土) [長年日記]
■ Dokan SSHFSを使ってiPod touchをWindowsにマウントする
(Macで)iPhone/touchをディスクとしてマウントするという記事を見かけたので、「それWindowsでもできるよ」という記事を書いておく。Dokan SSHFSを使うってだけの話だけど。
Decasというサイトで公開されている、Dokanライブラリとそれを使ったDokan SSHFSというツールを使うと、SSHでアクセスできるホストをネットワークドライブとしてマウントできる。JailbreakしてあるiPod touchはSSHが標準で入っているので、この手が使えるわけだ。
Downloadのページ経由で以下のファイルをGETしてインストール。この順番でインストールする:
- Dokanライブラリ
- Visual C++ 2005 SP1再配布可能パッケージ
- Dokan SSHFS
まぁ、MobileMail.appもInstallerで入れられるようになった今ではそんなに使い道はないけど、スクリーンショットをわざわざメールで送ったりしなくてもいいのは楽だね。
■ KDDI「ひかりone」の営業に危うくだまされそうになった話(1)
これは告発記事になる予定です:-)
今日は午後からKDDIの工事が入るので、出かけるのもままならず、家で待機していた。この家を建てた時に加入した東京電力の「TEPCOひかり」は、今ではKDDIに買われてしまっているのだが、このたびその移管作業が正式に行われるらしい。
……と、今日まではそう信じていたんだが、どうも違うっぽいのである。
最初に「なんか変だな」と感じたのは、あらかじめKDDIから送りつけられてきた荷物を開けてみたときである。中に入っていたやたらと巨大な機器は「ホームゲイトウェイ」というものだと言うのだが、どうみてもNECのブロードバンドルータである。もっともただのルータではなく、電話やTV視聴用セットトップボックスへの出力端子がついている。説明書を読んで理解したところでは、「ひかりone」ではインターネットだけでなく、電話やTVも扱えるそうなので、こういう特殊なルータが必要なのだろう。もっとも我が家はケーブルTV(J-COM)の電話やTVを入れているので、こんなサービスは不要である。
おまけに説明書には、ONU*1にこのホームゲイトウェイを接続する方法しか書いておらず、普通のルータが使えるのかどうかもわからない。にもかかわらず、WiFiを使うには有料のオプションカードを買わなければいけないという。なにこれ。話にならないじゃん!*2
そもそも、先月(2007年12月)14日に、KDDIの営業が直接訪ねてきて、(平日の日中なので)かみさんが対応したときから、なんだか怪しい話だった。営業氏の説明(と、それに対するかみさんの対応など)を列挙すると:
- 「TEPCOひかり」が「ひかりone」になる
- →これはまぁ、わからんでもない。かみさんも会社が替わったことは知っていたので理解。
- TEPCOでは100Mbpsの専用回線だったが、oneでは共有回線になる
- →「遅くなるじゃないか」とかみさんはツッコんだそうだが、「そうならないように回線を増強します」と説明されたとのこと。あまり筋の通った話とも思えないが。
- 電話やTVも使えるようになります
- →かみさんは、どちらもJ-COMのサービスを使っていて乗り換える気はないと説明。
- 回線が変わるので、工事が入る。ONUを交換して、「ホームゲイトウェイ」というものを挟んでもらうことになる
- 「ホームゲイトウェイ」とやらがなんなのか説明なし。既存のルータを置き換える必要も説明なし。
- 他に選択肢がないかのような口ぶりで、有無を言わさず契約書にサインさせた。
で、今日がその工事日。業者の人(おそらくKDDIの下請けだろう)が来たので、「今使っているWiFi対応ルータがそのまま使えないと困る」と説明したら、ホームゲイトウェイしか使えないのでそれはできないとのこと。それでは話にならないので、とりあえずお引取り願った。たぶん彼らには何の非もないので、申し訳ないことをした。
その後、@nifty(うちの契約プロバイダ)に電話して*3状況を説明すると、どうも話がかみ合わない。@niftyのオペレータにすれば「(TEPCOから引き継いだ)今の環境で不満がないのに、なんでわざわざひかりoneに乗り換えるのか」とでも言いたそうなんである。
よくよく聞いてみると、TEPCOひかりのユーザはひかりone Tシリーズというサービスに自動的に移行しており、これは今までどおり利用できる。工事もホームゲイトウェイもいらない。一方、今回乗り換えることになっているひかりoneは、電話やTVが付加されるが、共有回線になるので工事が必要、と。
「じゃあ、乗り換えなくていいんですか」と聞いたら、「そうだ」と言う。つまりKDDIの営業は、会社が変わったから回線も切り替えないといけないかのように振舞って、客が望んでもいないサービスへの切り替えを迫ったということである。これじゃまるで詐欺だ*4。
だまされたっぽいことが判明したので、@niftyにはその場で契約変更のキャンセルを申し入れ、受理された。もしホームゲイトウェイにWiFiカードが付属していたら、このことに気づかないまま条件の悪いサービスを受け入れさせられるところだったぜ。
その後、KDDIのサポートに電話して、どういうことかちゃんと説明しろと迫った。←いまここ。
この記事が「(1)」になっているのは、連休明けに営業氏から言い訳の電話を入れるように要請したからである。今日の話は、基本的にかみさんからの一方的な情報しかないのでバランスが悪い。いちおう先方の言い分も聞いておかないとフェアではないので*5、火曜に連絡があったら「(2)」を書くつもり。