ただのにっき
2007-10-27(土) [長年日記]
■ GmailのIMAPを使ってみた
「GmailでIMAPが使えるようになった」というニュースが流れてから……えーと、3日くらい? この日記を「IMAP」で検索してもらえばわかるように、日記をつけ始めた1999年から、メールネタと言えばIMAPが必ずからむというくらいにIMAP好きなおれとしては、興奮せざるをえない。……わけだが、おれのアカウントでIMAPが使えるようになったのは、ようやく今朝になってからだった。
どうやら、IMAP好きのうるさそうな連中は後回しにするらしい。GoogleはAdSenseを通じてIMAPを話題にしている日記やブログをチェックしているのだ! な、なんだってー!?(→陰謀論)。
それはさておき、さっそく埃をかぶったBecky!を発掘してセットアップ。なんだかんだ言って、Becky!は最高。セキュリティまわりの設定も、サーバ名の入力時にIMAPSやSMTPSにチェックを入れるだけでポート番号まで自動的に設定してくれてしまった。すばらしい。
が、「すべてのメール」フォルダを同期させようとしたら、途中で接続が切れてしまう。ほんの5万通足らずしかないのに。……まぁ、普通のIMAPサーバは5万通も送りつけてきたりしないよな。
かねてから、Gmailのような検索中心メーラーとIMAPが「合体すればいいなぁ」と思い、ximapdなんかも試してきたが、なかなか快適な性能が出なくて、合体には無理があるんじゃないかと思ってはいたんだが。
おれのGmailの使い方にも問題があって、受信箱からいちいちアーカイブをするのが面倒なので、フィルタであらかじめすべてのメールをアーカイブしてあるのだ。だから受信箱は常に空で、数万通のメールが入ったアーカイブだけを操作対象にしている。Web上ではなんの問題もなく扱えるものの、IMAPを経由したらローカルなメーラーがその数万通のメールを上手に扱えなければいけないわけで、これはたしかにちょっと難儀かも。
とりあえずThunderbirdではなんとか扱えるようになったので、試用中。それでも「すべてのメール」フォルダを開く動作はやたらと重いし、検索フォルダを作ってみたらたまに落ちるし、ちょっと快適に安心して使うには心もとない。つーか、ThunderbiedにはそもそもGmailインタフェースがあるのだが。もしかしてこれ使った方が快適?
あ、そうそう、肝心なことを書き忘れた。ローカルのメーラーを使えるようになると何が嬉しいって、GmailでPGPを使えるようになるということ。ちょうど1年前に書いたこの課題が、ようやく解決したというわけで、これは喜ばしいことですヨ。
他にも、デフォルトでBccを指定できるとか、本文の自動フォーマットとか、Gmail単体ではできなかったことがいろいろできるのも嬉しい。
あとは、Gmailのアドレス帳を、LDAPでアクセスできるようにしてくれないかなー。