ただのにっき
2007-01-06(土) [長年日記]
■ GTDのタスクは、Actionに入れて初めて「タスク」になる
※エチケットペーパー: 以下に述べるGTDは、もはや本式のGTDとは異なる独自の「ただ式GTD」である可能性が高い。なにしろ経典を読んでないし。だがそれで良いと考えている。
昨日年次レビューをやってつくづく感じたのは、GTDではActionやCalendarにタスクを移動して初めて、「やらなければいけないこと」が発生するのだということだ。ProjectやSomedayにあるタスクはそういう意味で、本当の「タスク」ではない。せいぜい「近々やりたいこと」や「いつかできたらいいな」というところ。
だから、Somedayには「世界中のパラボラアンテナを見て回る」とか「宇宙旅行に行く!」なんてものがずらずらと並んでいるのだ(もちろんすごく現実的な項目もあるけど)。毎週リストをチェックする週次レビューで、Somedayを見るときの気分は、「夢の再確認」である。
「タスク管理」のような硬いイメージで捉えると、これらの項目は「あぁ、まだこんなにやらなきゃいけないことがあるのか(悲)」というマイナス志向になってしまう。でも「夢の再確認」なら「まだこんなにやりたいことがある(からまだまだ死ねないな!)」とプラス志向になる。特に人生の折り返し地点にいる者にとって、奮起を促す目標があるのはいいことだ。「思っているよりもずっとずっと人生は短い」のだからね。
人間の欲望に限りはないので、Somedayにある項目がなくなることはないと思う。ひとつクリアすればまた別の項目が増え、増減を繰り返しつつ死ぬまで数十、数百の「やりたいこと」が残り続けるのだ。だから全部クリアして「水のような心」を得る機会なんて永遠に来ないよ。断言してもいい。
Somedayに入っている項目は、人生の「生産性」など左右しない。それは人生を駆動する「力」だ。「わけのわからないことが次から次へと降ってくる」何かにビクビクして過ごすより、夢に駆動される人生の方がよっぽど有意義で楽しい、とおれは思う。
■ 今日はメールのトラフィックが多い
全国的に雨(というか嵐?)のせいか、みんな暇をもてあましてPCの前に座っているのだろう。メールのレスポンスが異常にいい。かくいうおれもそのクチだが。
そのわりには、「やらなきゃいけないこと」はちーっとも進まないわけだが。