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ただのにっき

2005-08-20(土) [長年日記]

「RSSフィード」に代わる名前

ITmediaのラベルは「RSS」でなくてもいいんだという翻訳記事はひどいな。

Microsoftはこの機能に「Webフィード」という親しみやすい名前を付けた。この名前はRSSよりもずっとうまくユーザーが目にするものを説明している。RSSは開発者だけが気に入りそうな名前だ。

たしかにRSSという単語はけっして一般向きではないし、それほど一般化していないという前提を受け入れるならば、今はもっとマシな名前に付け替える最後のチャンスかもしれない。しかし、だからといって「Webフィード」はないだろ。「RSSをfeed(提供)する」なら意味は通じるが、「Webをfeedする」じゃまったく意味不明だ。そもそもMicrosoftがセンスのいい名前を付けたためしはないんだから、もう少し疑ってかかれといいたい。

代わりは何がいいかねぇ。あえて「フィード」を付けるのであれば、そのサイトが発信しているアイテムのひとつである意味でないといけない(「Web」じゃダメなのは、「Web」は「サイト」が発信している内容ではないからだ)。RSSの持つ更新情報であることフォーカスするなら、ストレートに「ニュースフィード」がいいか。問題があるとすれば、更新情報でないRSSを指す場合にはポイントがぼやけるところだが、実際のところ、更新情報以外の"意義"を持つRSSは見たことがないので、気にしない方向で。

そもそも「フィード」という単語になじみがないと考えれば(日本人の多くはそうだろう。おれもそうだ)、もっと違った名前もありだ。でも、Firefoxの「ライブブックマーク」もイマイチに感じる。RSSはブックマークの延長概念なんだろうか。まぁ、ソーシャルブックマークの「ブックマーク」からなら、想像できなくもないか。でも、IEにおける「ブックマーク」は「お気に入り(favorite)」だしなぁ。「Live Favorite」。訳して「生きたお気に入り」。……うわ。